3月3日は、女の子の節句にあたる「ひな祭り」です。子どもの成長をお祝いする節目のイベントですが、赤ちゃんが生まれて初めて迎える初節句ともなれば、親御さんにとって喜びもひとしおではないでしょうか。家族や親戚の子どもの初節句には、ぜひ心のこもったお祝いを贈って祝福したいものですよね。そこで今回は、特に女の子の初節句の際のマナーやおすすめのギフト、内祝いのマナーなどについてご紹介します。
目次
初節句とは?
初節句とは、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句のことを指します。女の子の場合は3月3日の「ひな祭り」、男の子の場合は5月5日の「端午の節句(こどもの日)」です。初節句のお祝いの仕方にルールはありませんが、女の子なら雛人形を、男の子なら五月人形などを飾り、家族で食事会を開くのが古くからの風習です。
※初節句のまでの期間が短い子どもの場合は?
1月〜2月生まれの女の子など、生まれてから初節句までの期間が短い場合は、初節句を1年遅らせ、翌年に行う場合もあります。首も据わっていないような幼い赤ちゃんの初節句は家族にとっても負担が大きいので、けっして無理をしないように計画を立てましょう。
初節句を贈るタイミングは?
初節句の食事会などに招待されている場合は、当日お祝いを持参します。
雛人形などは1ヶ月前から飾るしきたりがあることから、郵送で贈る場合は、1ヶ月以上前に届くように準備をしましょう。
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初節句のお祝いの相場は?
初節句のお祝いの相場は、相手との関係性によって異なります。祖父母から孫に贈る場合は100,000円程度、親戚から甥っ子や姪っ子に贈る場合は5,000円~10,000円程度が一般的です。
ただし、近年ではそれほど風習にとらわれていないようです。神経質に金額にこだわるよりも、赤ちゃんや両親に喜んでもらえるものを選ぶことが大切です。
初節句のお祝いに使う「のし」は?
初節句のお祝いは、のし紙をつけて贈るのがマナーです。水引は「紅白・赤白の蝶結び」のものを選び、表書きには、「初節句御祝」もしくは「初雛御祝」と書きます。
現金を贈る場合は「玩具料」のように具体的な品名を記しても構いません。
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女の子の初節句のお祝いにおすすめのギフト5選
雛人形
ひな祭りに欠かせない雛人形は、初節句のお祝いギフトの定番です。玄関やリビングの棚の上などに気軽に飾っておけるコンパクトな雛人形は特におすすめです。
木製のものであれば、子供が触っても壊れることがないので安心です。華やかなお雛様でお祝いをしてあげましょう。
袴風ロンパース
ひな祭りらしい袴の形をしたロンパースも初節句のお祝いギフトにおすすめです。小さな赤ちゃんにも簡単に着せることができる上、和の雰囲気が手軽に演出できるため人気です。和柄のものから個性的なものまでデザインも豊富です。赤ちゃんの肌に優しいオーガニックコットン100%のロンパースは特に喜ばれます。
ベビーシューズ
初節句のお祝いギフトにはベビー用シューズもおすすめです。子供の成長は早いので、少し大きめのサイズを選んでおくと安心です。歩き始める頃の足のサイズは12cmが一般的とされていますが、すでにサイズオーバーしている可能性もあります。あらかじめサイズを確認しておくと安心です。
木製のおもちゃ
木製のおもちゃは口に入れても安心なことから初節句のギフトにもおすすめです。創造力を引き出す積み木やままごとのセットなどは特に人気のおもちゃです。最近は安全基準を満たした塗料を使用しているものがほとんどなので家族にとっても嬉しいギフトです。
名前札
扇形をしたヒノキの木に名前を入れる「名前札」も初節句に人気のギフトです。名前だけではなく、生年月日、家紋、メッセージなども入れると、世界にひとつだけのギフトになります。赤ちゃんのイメージにあった形やデザインのものを贈りましょう。
あわせてチェック!初節句のお祝いのお返しのマナー
初節句に両親や祖父母などからお祝いをもらった場合は、品物でお返しをする必要はありません。身内でのお祝いなので、食事会などのお祝いの席に招待することでお返しとなります。ただし、お祝いをしてくれた両親や祖父母が遠方に住んでいる場合や、タイミングが合わずに食事会に来られなかった場合は、内祝いとして品物を贈りましょう。
初節句の内祝いの金額の目安は?
初節句の内祝いは、いただいたお祝いの3分の1から半額程度が相場とされています。両親や祖父母から高額のお祝いをいただいた場合には、3分の1よりも少ない金額でも構いません。ご夫婦で話し合って決めましょう。
初節句の内祝いを贈るタイミングは?
初節句の内祝いは、初節句が終わってから、その月の終わりまでに贈るのが目安とされています。女の子の場合は3月中に届くように手配しておきましょう(男の子の場合は5月中に)。
初節句の内祝いののし紙は?
初節句の内祝いには、「紅白の蝶結び」の水引ののし紙を使うのがマナーです。蝶結びの水引は、初節句のほかに出産や進学など何度繰り返しても良いお祝いごとに使われます。表書きには「内祝」もしくは「初節句内祝」と書き、結び目の下には子どもの名前を書きます。初節句のお祝いは子どもがいただいたお祝いになるので、両親の名前ではなく、子どもの名前を書くのが一般的です。ふりがなを書く必要はありません。
初節句の内祝いにふさわしいギフトは?
初節句のお祝いには、子どもの名前や足形や手形が印刷された食べ物が定番です。上質なタオルのギフトや海外ブランドの食器など実用的なアイテムもおすすめです。相手の好みがわからない時は、相手に好きなものを選んでもらえる「カタログギフト」を贈ると安心です。子どもの写真入りの手紙なども同封して贈ると喜ばれます。
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いかがでしたでしょうか。初節句は、一生でたった一度しかない貴重なお祝いです。誕生日やクリスマスなど毎年訪れるイベントではないからこそ、心のこもったお祝いをしてあげることが大切です。赤ちゃんの末永い幸せと無病息災を願って、素敵な初節句のギフトを贈りましょう。
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