お中元は、目上の方やお世話になった方々に対して、感謝と思いやりの気持ちを込めて贈る「季節の贈りもの」です。しかし、お中元はいつまでに贈ればよいのでしょうか。お中元を贈る時期は、実は地方や地域によって異なります。
九州・沖縄地方にお中元を贈る予定がある方は、しっかりチェックしておきましょう。
目次
九州にお中元を贈る場合は、8月1日〜15日の間に
九州地方に贈る場合は、8月1日~8月15日の間に贈るのがマナーです。全国で最も時期が遅く、期間も短いため、贈り忘れがないように注意してください。ただし、最近はお中元の時期が早まる傾向にあります。相手が親しい間柄であれば、8月1日より早めに贈ってもよいでしょう。
沖縄にお中元を贈る場合は、旧暦の7月13日〜15日の間に
沖縄のお中元を贈る場合は、沖縄のお盆にあたる「旧暦の7月13日~7月15日」の間に贈るのが一般的です。毎年日付が変わるため、インターネットなどで旧暦のカレンダーをチェックしてから贈るようにしましょう。2022年は「8月10日~8月12日」、2023年は「8月28日~8月30日」が「旧暦の7月13日~7月15日」となっています。
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贈りそびれたら「のしの表書き」を変えて贈る
お中元の時期を逃してしまった時は「のしの表書き」を変えて贈りましょう。
お中元は本来、紅白の蝶結びの水引を使ったのし紙に「御中元」と書いて贈るのがマナーですが、時期が遅れてしまった場合は、次のように書き換えて贈ってください。
・8月15日までに贈る場合は「御中元」
・8月15日以降に贈る場合は「残暑御見舞」
のしの表書きは、濃い色の墨で、毛筆、楷書体で書くのが一般的です。毛筆が用意できない場合は、筆ペンやサインペンでも構いません。贈り主の名前は、水引の下部に少し小さめの文字でフルネームで書きます。目上の方に贈る場合は姓だけでOKです。連名で贈る場合は3名まで、地位もしくは年齢の高い順に、右から左に名前を並べます。3名以上になる場合は、代表者の名前を中央に書き、「他一同」などと表記しましょう。
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プラスでチェック!地域別・お中元を贈る時期 一覧
九州・沖縄地方以外の地域に贈る場合にも、それぞれ贈る時期が決められています
下記の表を是非参考にしてください。
地域 | 時期 |
北海道 | 7月15日~8月15日 |
東北 | 7月 1日~7月15日 |
関東 | 7月 1日~7月15日 |
東海 | 7月15日~8月15日 |
北陸 | 7月 1日~7月15日 ※1 |
関西・近畿 | 7月15日~8月15日 |
中国 | 7月15日~8月15日 |
四国 | 7月15日~8月15日 |
九州 | 8月1日~8月15日 |
沖縄 | 旧暦の7月13日〜7月15日まで |
※1 北陸地方の中でも、一部の地域は7月15日~8月15日とされています。
いかがでしたでしょうか。九州地方にお中元を贈る時期は、全国で最も遅く、短いのが特徴です。沖縄は贈る時期が毎年異なるので注意してください。目上の方やお世話になった方々に対して、感謝と思いやりの気持ちを込めて贈るのがお中元です。相手に失礼のないよう、送り先の事情やその地域のマナーをしっかり守って贈りましょう。
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