ご家族や職場に贈るイメージが強い「お中元」ですが、独身や単身赴任などで一人暮らしをしている方には、どのようなものを贈ればよいのでしょうか。今回は、一人暮らしの方に喜ばれるお中元の選び方のポイントやおすすめのギフトを、相場や贈る時期など押さえておきたいお中元の基本的な知識とともにご紹介します。
目次
一人暮らしの方に贈るお中元の選び方は?
賞味期限内に一人で食べきれるものを選ぶ
一人暮らしの方へのお中元は、量と賞味期限を考慮して選ぶことが大切です。お菓子や果物、生鮮食品などは、あまりに量が多いと一人では食べきることができません。食べきれずに余ってしまったり、腐らせてしまう可能性もあるので、日持ちのするものや量が多すぎないものを選ぶとよいでしょう。
常温保存できるものを選ぶ
一人暮らしの方の冷蔵庫は小さいことが多いため、要冷蔵の品物や冷凍食品を贈ると、それだけで満杯になってしまいます。冷蔵庫内の邪魔にならないよう、長時間、常温保存をしても問題のないものを選びましょう。大きすぎるものは置き場所に困るので、サイズや贈る個数にも配慮することが大切です。
高級感や特別感のあるものを選ぶ
一人暮らしの方へのお中元を選ぶ際は、高級感や特別感のあるものを選びましょう。有名ブランドの商品や地域限定の商品、素材や製法にこだわった上質なアイテムなど、相手が自分では買わないようないいものは喜ばれます。
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一人暮らしの方に贈るお中元の相場は?
お中元の一般的な金額の相場は、3,000円〜5,000円程度とされていますが、一人暮らしの方に贈る場合は3,000円程度のギフトが適切です。あまり高額なものを贈ると相手を恐縮させてしまい、かえって気を遣わせてしまう可能性があります。相手の負担にならないよう高価なものは避けましょう。
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いつまでに贈るの?
お中元を贈る時期は、地域によって異なります。関東の場合は7月1日頃〜7月15日頃に、関西の場合は7月15日頃〜8月15日頃の間に贈るのがよいとされています。お中元の時期を過ぎてしまった場合は「暑中見舞い」として贈ります。それでも遅れてしまう場合は「残暑見舞い」として8月中に贈るのが一般的なマナーです。
のし紙は?
お中元を贈る際は、のし紙をつけて贈るのがマナーです。「紅白蝶結び」の水引が描かれたのし紙を選び、表書きには「御中元」もしくは「お中元」と縦書きで書きます。贈り主の名前は、水引の結び目の下部にフルネームで書きます。連名で贈る場合は、右から順に目上の方の名前を並べて書いてください。3名以上の連名になる場合は、代表者のみフルネームで中央に書き、その左にやや小さい文字で「外一同」と記します。
一人暮らしの方に贈るおすすめのお中元ギフトは?
全国の美味しさを楽しむグルメギフト
一人暮らしの方へのお中元には、全国の美味しいごちそうが喜ばれます。日持ちがするレトルトカレーのセット、うどんや蕎麦などの乾麺などをお取り寄せして贈りましょう。ご飯と一緒に楽しめる缶詰のギフトもおすすめです。少量ですぐに食べきれるものを選ぶとよいでしょう。
手間がかからない時短料理
一人暮らしの方には、電子レンジで温めたり、お湯をかけるだけですぐに食ベられるグルメギフトもおすすめです。常温保存できるお惣菜の詰め合わせ、スープやお吸い物のギフトセットなどが人気です。料理が苦手な男性はもちろん、料理をする時間がないという女性にも喜ばれます。
日持ちするお菓子、スイーツ
お中元ギフトの定番でもあるお菓子やスイーツは、一人暮らしの方にも喜ばれます。日持ちのするクッキーやサブレなどの焼き菓子、有名洋菓子店のプリンやチョコレート、夏らしい涼を感じるゼリーなどもおすすめです。賞味期限内に一人でも食べられるようなボリュームのものを選びましょう。
ほっと一息できるドリンクギフト
一人暮らしの方には、コーヒーや紅茶、フルーツジュースなどのギフトもおすすめです。相手が好んで飲むドリンクを贈りましょう。毎日の晩酌が趣味という方には、限定醸造のビールや日本酒など特別感のあるギフトがおすすめです。
ギフト券、商品券
相手に好きなものを買っていただくために、ギフト券や商品券を贈るという方もいます。有効期限が長く、置き場所にも困らないため、たくさんの方に喜んでいただけます。ただし、目上の方や職場の上司に贈るのはマナー違反なので贈らないようにしましょう。
カタログギフト
「何を贈ればいいのかわからない」という場合は、カタログギフトがおすすめです。豊富なラインナップの中から自分の好みの品物を選んでいただけます。グルメ系のカタログや、「エコ」や「日本製」などテーマに特化したカタログ、体験型ギフトのカタログなど、ジャンルや価格帯ごとに用意されているので、贈る相手に合わせて選びましょう。置き場所にも困りません。
いかがでしたでしょうか。一人暮らしの方へのお中元は、ご家族や職場に贈るお中元よりも「量」を考慮して選ぶことが求められます。日頃お世話になっていることへのお礼と感謝の気持ちをきちんと伝えるためにも、今回ご紹介したギフトの選び方やマナーを参考にして、心から喜んでいただけるお中元を贈りましょう。
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