5月5日「こどもの日」は、すべてのこどもの幸福を祈る日であるとともに、男の子の成長を祝い、健康を願う「端午の節句」でもあります。鯉のぼりを掲げ、五月人形を飾ることで知られる端午の節句ですが、具体的にはどのような願いが込められているのでしょうか?
今回は、端午の節句の由来と、お祝い、お返しのマナーについてご紹介します。
目次
端午の節句の風習・由来
端午の節句は、3月3日の桃の節句や7月7日の七夕の節句などと並ぶ五節句のひとつ。男の子の立身出世を願って鯉のぼりを掲げ、健やかな成長を祈って五月人形を飾ります。日本における端午の節句は、菖蒲を飾り、菖蒲湯に浸かるなどして無病息災を願った奈良時代の風習が始まりだとされています。その後、菖蒲(しょうぶ)の読みが「尚武(しょうぶ)」と通じること、菖蒲の葉が剣に似ていることから、男児の誕生や成長を祝う節句となったのです。
初節句のお祝いマナー
昨年の5月以降に生まれた男の子の場合、今年の5月5日は初節句となります。初節句には、家族や親戚で集まり、「柏餅」や「ちまき」を食べてお祝いするのが一般的です。ちまきには「災いを避ける」という意味があり、新しい葉がつくまで古い葉を落とさない柏の葉を使ったかしわ餅は「家系が絶えない」縁起物とされています。初節句のお祝いの席には、家族や親族だけではなく、出産祝いや初節句祝いをいただいた方を招くのがマナー。鯛やタケノコ、カツオなど、5月が旬の縁起の良い食材を使った料理でおもてなしすることがお返しとなります。
お祝いの席にお招きできなかった方、当日来られなかった方には、初節句から1週間以内にお返しを贈るのがマナーです。お返しは、お祝いとして頂いた金額の半額から3分の1程度を目安に贈りましょう。贈る際には、紅白蝶結びの水引と、表書きに「内祝」と記したのし紙を掛けるのも忘れないでください。
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初節句のお祝いを贈る際は?
親族や知人に男の子が生まれ、今年初節句を迎えるという場合は初節句のお祝いを贈ります。初節句のお祝いで贈るお金や贈り物の相場は、身内で5,000~10,000円前後、知人で3,000~5,000円前後とされています。
のし紙の表書きは「御祝」「初節句御祝」などが一般的です。贈り物を贈る場合、絵本や知育玩具など、初節句を迎えるこども自身が楽しめるものを選ぶと喜ばれます。
また、初節句を迎えるこども以外の兄弟がいる場合は、家族全員で食べられるものを贈るのがおすすめです。
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今回は、端午の節句の由来と、初節句をお祝いする上で覚えておきたいマナーについてご紹介しました。生まれて初めて迎える節句は、小さな赤ちゃんの健康や成長を願う大切な行事です。お祝いする側、される側ともに失礼のないよう、しっかりとマナーを覚えておきましょう。
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