春は、入学式の季節です。桜が舞う中、毎年たくさんの子どもたちが、次のステージへと進学します。とくに、小学校への入学は、子どもの成長にとって大きな節目です。だからこそ、心のこもったプレゼントを贈ってお祝いしたいものです。
そこで今回は、小学校に入学する子どもに贈る入学祝いについて解説します。まずは、大人として押さえておきたい4つのマナーをおさらいしましょう。
入学祝いを贈る際に気をつけたい4つの基本マナー
入学祝いは基本的には身内だけに贈る
入学祝いは、甥や姪、孫などの親戚のみに贈るのが一般的です。友人・知人や職場の上司などに贈らなくてもマナー違反にはなりません。身内でない場合でも、特に親しくしている友人・知人、同僚の子どもであれば贈ってもよいでしょう。
小学校の入学祝いの相場は?
小学校の入学祝いの相場は、相手との関係性によって金額が異なります。一般的には、5,000円~10,000円程度とされています。ただし、受験勉強ののちに入学を果たしたという場合は、相場より多めになることもあるようです。また、贈る側が高齢になればなるほど高額になる傾向があります。
入学祝いはいつまでに贈る?
小学校の入学祝いは、3月初旬〜中旬あたりが一般的です。遅くても入学式の1週間前には手元に届くように贈りましょう。
のしの種類は?
小学校の入学祝いには、お祝いの気持ちを表す「外のし」を選ぶのがマナーです。入学祝いは何度あってもいいお祝いなので、「蝶結び」の水引を選びましょう。表書きには「御入学祝」「入学御祝」「祝御入学」などと書きます。贈る人の名前は結び目の下に書きましょう。苗字のみでも、フルネームでもどちらでも問題ありません。
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選ぶ前に確認!入学祝いの選び方3つのポイント
相手がすでに持っているものは避ける
せっかく入学祝いを贈っても、すでに相手が同じものを持っている可能性もあります。余計な気遣いをさせてしまうことにもなるため、文房具など消耗品以外のものを贈る場合は、購入済みかどうか確認しておくと安心です。
勉強に役立ちそうなものを選ぶ
子どもたちに喜んでもらえるものとなると、ゲームやおもちゃが思い浮かびますが、そのようなものを入学祝いに贈るのは避けたほうがよいでしょう。入学祝いは、成長の節目として贈るものでもあるので、小学校で使えるものや成長したことを実感できるものを選びましょう。
キャラクターものは避ける
アニメや漫画の人気キャラクターのグッズは、好みがはっきり分かれます。子どもの好みがわからない場合は、キャラクターものは避けたほうがよいでしょう。好みを把握している場合は、同じものを持っていないかどうかを確認してから贈りましょう。
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男女別に解説・おすすめの入学祝い
小学校の入学祝いの相場は、相手との関係性によって金額が異なります。一般的には、5,000円〜10,000円程度とされています。ただし、受験勉強ののちに入学を果たしたという場合は、相場より多めになることもあるようです。また、贈る側が高齢になればなるほど高額になる傾向があります。
<男の子の場合>
名入れの鉛筆
入学祝いの定番といえば、名前入りの鉛筆です。とくに男の子は鉛筆の芯を折ってしまったり、机から落としてしまうことが多いため、何本あっても困ることはありません。名前を入れておけば、自分のものだとすぐにわかるため便利です。
マグボトル(水筒)
男の子に贈る入学祝いには、マグボトル(水筒)も人気です。最近は、水筒持参が許可されている学校も増えており、放課後に外で友達と遊ぶ時にも重宝します。名前を入れて贈ると、他の子どもの持ち物と混同することがないため喜ばれます。容量や重さ、飲み口のタイプなど機能性も考慮して選んでください。
図鑑
男の子に贈る入学祝いには、図鑑もおすすめです。昆虫や恐竜、電車などカッコいいものが好きな子どもが多いので、たくさんの種類を一冊で楽しむことができる図鑑は喜ばれるのではないでしょうか。少し予算をオーバーするかもしれませんが、何冊かをセットにしてプレゼントしてもよいでしょう。
地球儀
地球儀も、入学祝いの定番です。学校の授業で地球儀を使うのは、少し先のことかもしれませんが、世界の国名を早くから知ることができるので、好奇心が刺激されるのではないでしょうか。最近はAIを駆使した「しゃべる地球儀」も人気です。机の上に飾っておくだけでもカッコいいですよね。
自転車
男の子への入学祝いに、自転車をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。新しい友達と遊びに出かけたり、休日に親子でサイクリングに行くのもおすすめです。自転車に親と一緒に二人乗りできるのは6歳未満となっているので、ちょうどいいタイミングです。
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<女の子の場合>
ポシェット
ポシェットのような小さなバッグは、おしゃれが大好きな女の子におすすめの入学祝いです。女の子は、髪をしばるゴムやティッシュ、小物類など、何かと持ち物が多くなるためとても喜ばれます。また、両手がふさがることがないため、持ち運びにも便利です。友達と遊びに行く時や習い事にも気軽に持っていくことができます。
リュック
可愛らしいリュックも、女の子に贈る入学祝いにおすすめです。学校での遠足や習い事など、さまざまな場面で活躍する人気のアイテムです。キャラクターものは恥ずかしいと感じる子もいるので、キュートな柄物がおすすめです。リュックは大きすぎても小さすぎても使いづらいので、贈る女の子の体型に合ったサイズのものを選ぶことが大切です。
財布
女の子に贈る入学祝いには、財布もおすすめです。可愛らしいデザインのものや、ポシェットに入るようなコンパクトなものなど、財布を持っていることが楽しくなるようなものを選びましょう。小学校入学を機に、お小遣いをあげ始めるという家庭も多いようです。1年生の時から、お金の管理ができるように身につけさせておくと安心です。
色鉛筆
学校で使う文房具は、入学祝いの定番ですが、とくに女の子には色鉛筆が喜ばれるようです。友達とお絵かきをして遊ぶ機会が増えるため、24色、36色など色数が多いものをプレゼントするとよいでしょう。
ハンカチ
毎日使うハンカチも、おすすめの入学祝いです。刺繍入りのハンカチや可愛らしい柄のハンカチ、手触りのいいタオル地のハンカチも人気です。相場の範囲内であれば、ブランド物のハンカチでもよいかもしれません。
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【男女共通】
ランドセル
入学祝いの定番は、ランドセルです。昔は、男の子は黒、女の子は赤と色が決まっていましたが、最近はカラーバリエーションが豊富です。子どもの好きなカラーのランドセルを選んであげてください。また、6年間使うものでもあるので耐久性も重視して選んでください。
学習机
入学祝いといえば、学習机も定番のひとつです。ランドセル同様、高価なアイテムになるので、年が明けたぐらいからお店で下見をしておくと安心です。長期にわたって家に置いておくものなので、使い勝手がよく、丈夫なものを選ぶのがポイントです。勉強が楽しくなるような学習机を贈りましょう。
腕時計
小学校の入学祝いにおすすめなのが、腕時計です。腕に巻いておくだけで、大人になったような気分になれることから、男女ともに人気です。男の子の場合はカッコいいもの、女の子の場合は可愛らしいものを選びましょう。「いま何時かな?」「もうこんなに経ったんだ」というように、時間を見ながら行動する習慣が身に付きます。
目覚まし時計
目覚まし時計も、男女に贈る入学祝いに人気のアイテムです。頻繁に買い換えるものではないため、成長してからも使えるようなシンプルなデザインのものがおすすめです。自分で起きる習慣を身につけてもらえます。
図書カード
「何を贈ったらいいのかわからない」という場合は、図書カードがおすすめです。相手が好きな本を好きな時に買ってもらうことができます。カードの種類は予算に合わせて選べます。絵本やマンガはもちろん、店舗によっては文房具が買えることもあるので喜ばれます。
すぐに役立つ!小学校入学のお祝いメッセージの文例
小学校の入学祝いにメッセージを添える場合は、入学する子ども本人に宛てた文面にするのが一般的です。ひらがな中心の文章や漢字にふりがなを添えるなど、子どもが読みやすいような工夫をしてあげてください。子どもの親御さんとあまり面識がない場合は、親御さんに向けたメッセージでも構いません。ただし、「自分はこんなに勉強ができたのよ」という自慢話に聞こえる内容や、子どもにプレッシャーを与えてしまう内容は避けたほうが良いでしょう。
メッセージの文例をいくつか紹介しますので参考にしてください。
<本人宛に>
○○ちゃん、しょうがっこうにゅうがく、おめでとうございます!
ピカピカのかっこいいランドセル、たのしみだね。
おともだちとたのしいおもいでをたくさんつくってね。
○○くん、もうすぐいちねんせいですね。
しょうがっこうにゅうがく、おめでとう!
おべんきょうや、きゅうしょくなど、たのしみなことがたくさんあるね。
まいにちえがおで、げんきにすごしてください!
○○ちゃん、にゅうがくおめでとうございます!
ずっとたのしみにしていた いちねんせいですね。
あたらしいおともだちと、たくさんあそんでね
○○くん、しょうがっこうにゅうがくおめでとう!
ついに、ぴかぴかのいちねんせいだね。
くるまにきをつけて、まいにちたのしくがっこうにいってね!
<保護者宛に>
○○ちゃんの小学校入学、おめでとうございます。
まだ小さいと思っていたのに、月日が経つのはあっという間ですね。
これからの成長がますます楽しみです。
心ばかりのお祝いを送りますので、学校生活の準備に使っていただけたら嬉しいです。
いよいよ待ちに待った小学校入学、本当におめでとう。
いつも元気で明るい○○くんですから、きっとお友達がたくさんできるでしょう。充実した6年間が送れるようお祈りしています。
いかがでしたでしょうか。小学校への入学は、保育園や幼稚園で楽しい時間を過ごしてきた子どもたちにとって大きな節目です。生活環境がガラッと変わるため、不安なことや心配事もたくさん出てくるかもしれません。子どもたちが小学校生活を笑顔で楽しめるような素敵な「入学祝い」を贈って応援してあげましょう。
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