結婚を機に新居に引越す際、挨拶まわりが欠かせません。今後長く暮らし、いずれ子どもが生まれることなどを考えると、ご近所の方とはできるだけ良好な関係を築いておきたいものです。しかし、近年は防犯などの観点から1人暮らしの際に挨拶まわりをしない方が増えているため、挨拶まわりに関するマナーに不安があるという方も少なくありません。
そこで今回は、ご近所と良い関係を築くために覚えておきたい挨拶まわりのマナーとポイントをご紹介します。
目次
挨拶まわりの基本マナー
挨拶まわりをする上でまず気になるのが、挨拶をする範囲です。日本では昔から、「向こう三軒両隣」が親しくご近所付き合いをする家だとされています。新居が一戸建ての場合、最低でも両隣の2軒と向かいにある3軒、家の裏側の1軒に挨拶に伺うのがマナーです。長いお付き合いになる可能性が高く、町内会などの付き合いにも影響するため、きちんと挨拶しておきましょう。
マンションなどの集合住宅の場合は、両隣の部屋と上下の部屋に挨拶に伺いましょう。隣の部屋が女性の1人暮らしというケースも考えられるため、身だしなみなどにも注意が必要です。とくに、男性が個人で挨拶する場合は怪しまれないように振る舞うことが大切です。
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次に気になるのが、挨拶に伺うタイミング。隣近所に人が越して来れば、「一体どんな人だろう」と気になるもの。印象を良くするためにも、引越し後の挨拶は早めに伺うのがベストです。できることなら引越し当日、引越し作業が遅くなってしまった場合は翌日など、なるべく早めに挨拶を終えられるようにしましょう。
また、早朝や夜間は避け、日が明るい時間帯を選んだほうが良いでしょう。何かと忙しい午前中や、家族団欒をしている夜間の挨拶は失礼にあたります。相手の負担にならないよう常識的な時間帯を選んでください。平日が難しいようなら土日でも構いません。休日に挨拶する場合は、ゆっくり休んでいる午前中を避けて午後以降にするとよいでしょう。
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挨拶まわりの贈り物
挨拶まわりに伺う際は、ご挨拶の品としてちょっとした手土産を持って行くのがマナーです。手土産の相場は500~1,000円程度で、タオルや洗濯洗剤、ラップなどの日用品を贈ると喜んでもらえるでしょう。
小さな子どもがいる家では、洗濯洗剤などの日用品にこだわりがある場合もあります。不安な場合は、お菓子やお茶などを贈るのもおすすめです。苗字を覚えてもらうためにも、手土産には名入れをした「御挨拶」ののし紙を掛けましょう。
手土産を渡す際に注意したいのが、大きな紙袋に入れた状態で持ってまわらないこと。挨拶の際、いくつもの手土産が入った紙袋を下げていると、あまり良い印象ではありません。挨拶するごとに手土産を取りに戻る、紙袋は目に入らない位置に置いておくといった配慮が必要です。
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相手が不在だった場合は?
相手が不在だった場合は、2〜3回、曜日と時間を変更して再訪しましょう。それでも不在だった場合にはポストか郵便受けに手紙を入れておきましょう。持参した手土産は、手紙と一緒に袋に入れてドアノブにかけておきましょう。その場合は、不審な荷物だと思われないように、引越しの挨拶の品物であることを袋に記載しておくと安心です。しかし、相手が帰宅するまで手土産を屋外に放置しておくことになるため、お菓子など食べ物の場合はそのまま持ち帰りましょう。
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いかがでしたでしょうか。今回は、引越し後の挨拶まわりに関するマナーをご紹介いたしました。新居での生活を良いものにするためには、ご近所の方と良い関係を築くことが大切です。初めての土地で見知らぬお宅を伺うのは緊張するものですが、何事も最初の印象が肝心。挨拶まわりのポイントをしっかりと押さえ、素敵な新生活を送ってくださいね。
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