もうすぐハロウィンの季節がやってきます。「今年はどんな仮装をして何をしようかな…」と心を躍らせている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そして、それはきっと日本以外の国の人々も同じ気持ちかもしれません。世界ではどのようなハロウィンが行われているのでしょうか。
そこで今回は、世界の主な国のハロウィンをご紹介します。
目次
アイルランド
現代のハロウィン文化発祥の地とされているのがアイルランドです。10月31日になると、街には幻想的な焚き火が焚かれ、お菓子をもらうために仮装した子供たちが「Trick or Treat!」と叫びながら家々を回ります。アイルランドのハロウィンには、「バームブラック」というフルーツケーキを食べる習慣があります。ケーキの中には、指輪、ボタン、コイン、エンドウ豆などが入っており、それぞれに意味があります。指輪は「結婚」、ボタンは「独身」、コインは「お金持ち」、エンドウ豆は「貧乏」を意味しており、食べた人の未来を告げるとされています。
アメリカ
アメリカのハロウィンは、19世紀半ばにアメリカに移住したアイルランド人によって始まったといわれています。仮装をした子供たちが「Trick or Treat!」と叫びながら家々を回ったり、かぼちゃを使って「ジャック・オー・ランタン」をつくるといったハロウィンおなじみの習慣は、アイルランド発祥の「Samhain(サウェン)」という秋の収穫祭から派生したものです。毎年50万人の人でにぎわうハロウィンカーニバル「West Hollywood Halloween」では、それぞれが思い思いの仮装をして街を練り歩きます。
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カナダ
カナダのハロウィンは、「パンプキン・パッチ」と呼ばれる、かぼちゃの収穫から始まります。「パンプキン・パッチ」とは、ハロウィンに備えて、かぼちゃ畑にかぼちゃを獲りにいくイベントです。ここで収穫したかぼちゃを使って、子供たちはハロウィンに使う「ジャック・オー・ランタン」をつくります。会場となる農場には多くの人が集まり、さながらハロウィンの前夜祭のような趣があります。
メキシコ
メキシコのハロウィンは、10月31日〜11月2日の3日間行われる「死者の日」として祝われます。この期間は、亡くなった人の霊が家族や友人のもとに戻ってくると信じられており、故人の好きだった食べ物や生前の写真などを「オフレンダ」と呼ばれる祭壇に飾って霊を迎えます。2003年にユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統行事です。
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ドイツ
ドイツではハロウィンを「All Saints Day」と称し、10月31日〜11月8日までの一週間行われます。亡くなった聖人に敬意を示したり、故人のお墓参りなどをして過ごします。また、10月31日の夜に、家の中のナイフを隠すという習慣があります。これは、この世にかえってきた霊魂が人間を襲わないようにするためだといわれています。
イタリア
イタリアのハロウィンは、独立したイベントではなく、10月31日〜11月2日の3日間全体で行われる宗教的行事です。イタリアの祝日「聖人の日」でもある11月1日は、日本のお盆のように親戚のお墓に花束を供えます。ハロウィンにあたる10月31日は、その前夜祭の意味合いが強いようです。11月2日は、殉教者の魂を弔う「死者の日」とされており、先祖のお墓参りをしてお菓子を供えます。
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オーストリア
オーストリアのハロウィンは、「Allerheiligen(アラーハイリゲン)」と呼ばれる宗教的な祝日になっています。この日は伝説的にお墓参りをするという習慣があり、お墓参り用のモミの木やマツの飾りやロウソクが街に並びます。ベッドに入る前にパンと水に灯したランプをテーブルに並べるという習慣もあります。これは、現世に戻ってくるであろう先祖や故人の霊に食べさせるためだそうです。
中国
中国のハロウィンは、「万聖節(ワンシェンイエ)」と呼ばれています。ハロウィンになると、悪魔や魔女といったハロウィンらしい仮装だけではなく、アニメのキャラクターやキョンシー、中国の皇女など、さまざまなコスプレをした人々が街にあふれます。この日ばかりは、子供たちも普段は禁止されているメイクをして街を練り歩いたり、パーティーを開いて盛り上がるようです。しかし、このような光景が見られるのは、北京や上海といった大都市のみのようです。
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いかがでしたでしょうか。アイルランドで生まれたハロウィンは、それぞれの国の文化や風習と溶け合いながら、世界に広がっていきました。今回ご紹介した世界のハロウィンの様子を、ぜひご家族や友人に話してみてください。ハロウィンパーティーがもっと盛り上がると思いますよ!
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