お中元は、年の瀬から夏にかけての半年間の感謝を伝える贈りものです。最近は宅配便が多いですが、相手のお宅を訪問し、直接手渡すのが、本来の渡し方とされています。そこで今回は、お中元を直接渡す際のマナーや注意点をご紹介します。
目次
①まずは、お中元を贈る時期を確認しましょう
お中元は、地域によって贈る時期が異なります。北海道では「7月15日〜8月15日」、東北では「7月1日〜7月15日」に贈るのが一般的とされています。北海道は比較的期間が長いので、もし贈る時期に迷ったら、全国の一般的な期間と重なる「7月15日」を目安にすると良いでしょう。
②事前に相手に連絡をとって訪問日を決めましょう
「夏のご挨拶に伺いたいのですが」と事前に連絡を取って、訪問日を決めておきましょう。忙しい朝や食事の時間帯は避け、お昼前もしくはお昼後〜夕方の時間帯に伺うのが無難です。突然お宅に伺うのはNGです。
③ 汚れのないキレイな紙袋に入れましょう
お中元は風呂敷に包んで持っていくのが正式なマナーとされていますが、汚れのない紙袋であれば問題ありません。折れたり破れた紙袋で持参するのは失礼にあたるので注意しましょう。
④ 「のし」が相手に向くように渡しましょう
お中元を一度自分に向けて持ち、汚れがないかを確認します。そして時計回りに180度回転させ、相手側に正しく「のし」が向くように持ち直してから両手で渡します。「いつもお世話になっております」といった感謝の言葉を添えるのもお忘れなく。
※のしは「外のし」で!
お中元を持参する場合は「外のし」にしましょう。水引は5本もしくは7本の紅白蝶結びのものを選び、上段に「御中元」、下段に贈り主の名前を書きましょう。
お中元は、相手の方の健康を祈るとともに、年の瀬から夏にかけての半年間の感謝を伝える贈りものです。最近は宅配が一般的ですが、相手のお宅を訪問し、直接渡すのが本来の渡し方とされています。今年の「お中元」はぜひ手渡しで贈りませんか?