公開日:2022/10/07

宗教別にわかりやすく解説!押さえておきたい「弔事」のマナー

通夜や葬儀、法事などのお悔やみごとを「弔事」といいます。それぞれにマナーがあるのですが、弔事のマナーは宗教によって違いがあることをご存知でしょうか。そこで今回は、押さえておきたい弔事のマナーを宗教別にわかりやすく解説いたします。

 

 

葬儀の違い

葬儀にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

仏式

仏式では、お坊さんがお経を唱え、故人の冥福を祈ります。そしてお経を聞きながら棺の前で一人ずつご焼香を行います。仏教の教えでは、故人の魂は冥土で転生するという「輪廻転生」の考え方を信仰しています。戒名がもらえるのも仏式ならではです。初七日や四十九日といった法要があります。

 

神式

神式では、お経ではなく祝詞(のりと)を唱え、故人とともに子孫繁栄を祈ります。線香もないためご焼香の時間がありません。そのため、玉串という木を神前に捧げる「玉串奉奠(たまぐしほうでん)」を行います。四十九日などの法要を行うことはありません。

 

キリスト教式

キリスト教式には、カトリックとプロテスタントがあります。カトリックの場合は、故人が所属していた教会で行われることが多く、葬儀と告別式を別で行います。プロテスタントは、葬儀と告別式を分けずに行います。

 

お供え物のマナーの違い

お供え物にはどのような違いがあるのでしょうか。まずは、お供え物の基本知識をチェックしましょう。

 

お供え物の予算の相場は?

お供えは5,000円〜10,000円を目安にしましょう。故人との関係性や香典の有無によっても金額が異なります。お供えを受け取った遺族は、返礼品を用意します。あまりに高額になると相手の負担になるため、香典を別途渡す場合はお供えの金額を少なくするなど調整してください。地域によっては、「お供物料(おくもつりょう)」と呼ばれ、お供えの代わりに現金を渡します。

 

お供え物はいつ渡すの?

葬儀や法事でお供えを渡す場合、到着後すぐに渡すのがマナーです。会場に受付がある場合は受付で渡します。「御霊前にお供えください」などの一言を添えるとよいでしょう。風呂敷や袋に包んでいる場合は、直前に中身を出して渡します。

 

のし紙はつけるの?

お供え物を贈る場合、仏式と神式では「のし」ではなく「掛け紙」をつけるのがマナーです。水引は、「二度と繰り返すことがないように」という意味から「結び切り」のものを選びます。キリスト教式には、そもそもお供え物の風習がないため必要ありません。

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お供え物におすすめの品物とNGの品物を宗教別にご紹介します

仏式

仏式の場合は、「五供(ごくう)」と呼ばれる、線香、花、ロウソク、水、食べ物の5種類がお供え物の基本です。何を贈ればよいのか迷ってしまった場合は、この5種類の中から選ぶと安心です。ただし、宗派や地域によって異なることもあります。故人が好きだったものをお供えするのもおすすめです。

×NGのもの
仏教は殺生が禁じられているため、肉や海産物などの生ものはお供えにはふさわしくありません。日本酒やビールなどアルコール類も避けたほうがよいでしょう。

 

神式

神式の場合、お供えは「神饌(しんせん)」と呼ばれ、米、酒、塩を贈るのが定番です。野菜や果物、海産物、日持ちのするお菓子などを贈ることもあります。また、神様の力をいただくという意味から、一度神様に捧げたものを参列者で分けて食べる「直来(なおらい)」という行事があります。

×NGのもの
仏式で供えられる線香やロウソクはNGです。

 

キリスト教式

キリスト教式にはお供えの習慣がありません。その代わりにかごにお花を入れた「バスケットフラワー」や生花を贈ることが多いようです。カトリックとプロテスタントによって異なることもあるでの事前に確認しておきましょう。

 

弔電のマナーの違い

葬儀や法事に参列できない場合に用意する「弔電」にもマナーがあります。

 

共通

「重ね重ね」「しばしば」「たびたび」のような重ね言葉は、人の死が重なるという意味から避けたほうがよいとされています。「また」「再び」「再三」のように繰り返しの意味をもつ言葉もNGです。数字の「4(四)」「9(苦)」は、それぞれ「死」と「苦」を連想させるため弔電には不向きです。

 

仏式

弔事でよく使われる「ご冥福をお祈り申し上げます」の「ご冥福」は仏教用語なので、仏式の場合のみ使うことができます。ただし、浄土真宗では死後に冥土を旅するという考えがないため「冥福」という言葉はふさわしくありません。また、「迷う」「苦しむ」などの言葉は、故人の魂が冥土をさまよっていることを想起させるためNGです。

 

神式

弔事でよく使われる「冥福」「供養」「成仏」「他界」は仏式の言葉にあたるため、神式ではNGなので注意しましょう。

 

キリスト教式

キリスト教式にも弔電がありますが、「死」は祝福すべきことであると考えられています。弔電でもお悔やみの言葉を述べるのは避けましょう。

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香典袋の書き方の違いは?

お通夜に持参する「香典袋」の書き方も宗教によって異なります。準備を始めるまえに、あらかじめ故人の宗教を確認しておきましょう。

 

仏式

  • 香典袋・・・「無地」もしくは「蓮の花」が描かれたものを選びましょう。
  • 水引・・・「白黒」もしくは「双銀」を選びましょう。
  • 表書き・・・「御霊前」と書くのが一般的です。ただし、浄土真宗では「御霊前」はNGにあたるので、「御仏前」もしくは「御香料」としておくと間違いはありません。法事の場合は「御仏前」「御供物料」「お供物料(おくもつりょう)」と書きましょう。

 

神式

  • 香典袋・・・「無地」のものを選びましょう。「蓮の花」や「百合の花」が描かれているのはNGです。
  • 水引・・・「白黒」もしくは「双銀」を選びましょう。
  • 表書き・・・「御神前」もしくは「御玉串料」と書きましょう。

 

キリスト教式

  • 香典袋・・・「無地」もしくは「百合の花」「十字架」が描かれているものを選びましょう。
  • 水引・・・「白黒」もしくは「双銀」を選びましょう。
  • 表書き・・・「御花料」と書くのが一般的です。カトリックの場合は「御ミサ料」でも良いでしょう。

 

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いかがでしたでしょうか。弔事のマナーは相手の宗教によって異なります。もし間違えてしまったら、遺族の負担になってしまう可能性もあります。通夜や葬儀で心穏やかに故人に想いを馳せることができるよう、相手の宗教をあらかじめ確認してから準備を始めると安心です。弔事のマナーを正しく理解して、できる大人になってください。

  1. 水引
  2. アイスティー
  3. 結納
  4. 転勤
  5. 餞別
  6. 社内表彰
  7. お見舞い
  8. 時期
  9. スポーツ
  10. 卒園
  11. 菓子折り
  12. お返し
  13. ティータイム
  14. お年賀
  15. 焼き菓子詰め合わせ
  16. 敬老の日
  17. クッキーラングドシャ―
  18. 退職
  19. お中元
  20. 上司
  21. お取り寄せ
  22. 法事
  23. ギフト
  24. 永年勤続
  25. ハロウィン
  26. 楽しい
  27. 立秋
  28. 贈りもの
  29. 移転祝い
  30. 手土産
  31. 立冬
  32. 年始
  33. サブレ
  34. 取引先
  35. おすすめ
  36. フルーツジュレ
  37. 子ども
  38. ご挨拶
  39. 銀婚式
  40. 冠婚葬祭
  41. ビスケット
  42. お彼岸
  43. いつ
  44. 仕事復帰
  45. 葬儀
  46. 逆バレンタイン
  47. 引越し内祝い
  48. 就職祝い
  49. 厄払い
  50. 誕生日
  51. ケーキ
  52. 旧正月
  53. 訪問
  54. 年末
  55. お正月
  56. 記念品
  57. 豆知識
  58. 焼き菓子
  59. ガトーエクセラン
  60. 白寿
  61. 御礼ギフト
  62. 紅茶
  63. 服装
  64. 緑寿
  65. 初正月
  66. スイーツ
  67. 職場
  68. 開店祝い
  69. 休日
  70. 葬式
  71. ポイント
  72. 梅雨
  73. 災害見舞い
  74. お香典返し
  75. ダイヤモンド婚式
  76. チョコレート
  77. お花見
  78. 復職
  79. 社会人
  80. 新築内祝い
  81. 贈り物
  82. 暑中お見舞い
  83. 男性
  84. 転勤祝い
  85. 個包装
  86. 七五三
  87. 香典返し
  88. 外国人
  89. 相手別
  90. 慶事
  91. 雨の日
  92. 香典
  93. ラングドシャー
  94. 歴史
  95. メッセージ
  96. イベント
  97. 義実家
  98. 挨拶
  99. 文例
  100. 閏年
  101. 喜寿
  102. 帰省土産
  103. メッセージカード
  104. 孫の日
  105. 友人
  106. 命日
  107. タブー
  108. 男女別
  109. お菓子
  110. クリスマス
  111. 二次会
  112. 新築祝い
  113. 由来
  114. 転職
  115. 送り方
  116. 初詣
  117. クッキー詰めわせ
  118. 赤ちゃん
  119. 結婚
  120. 挨拶回り
  121. 暑中見舞い
  122. お歳暮
  123. 開業祝い
  124. お餞別
  125. 訃報
  126. 入社祝い
  127. おうち時間
  128. お礼
  129. お菓子詰め合わせ
  130. イースター
  131. おもてなし
  132. 半返し
  133. 寒中見舞い
  134. 母の日
  135. テレワーク
  136. 快気祝い
  137. マナー
  138. 季節のご挨拶
  139. ホワイトデー
  140. 結婚記念日
  141. 義母
  142. 福利厚生
  143. 入学祝い
  144. お中元.マナー
  145. 節分
  146. 出産内祝い
  147. バレンタイン
  148. お年玉
  149. アイスクリーム
  150. 産休
  151. 卒園祝い
  152. お詫び
  153. 出産祝い
  154. 準備
  155. 叙勲
  156. 会葬御礼
  157. 楽しみ方
  158. クッキー詰め合わせ.スイーツ
  159. 内祝い
  160. 結婚祝い
  161. お泊り会
  162. 職場復帰
  163. 夏休み
  164. 就職
  165. 世界
  166. 初節句
  167. 社内イベント
  168. プレゼント
  169. 栄転祝い
  170. 相場
  171. 引越し祝い
  172. 残暑見舞い
  173. 法要
  174. 祝賀会
  175. 年末年始
  176. 年賀状
  177. 結婚式
  178. 記念
  179. 御祝
  180. アイデア
  181. 告別式
  182. 卒業祝い
  183. 風呂敷
  184. のし
  185. 入学
  186. 子供
  187. 新生活
  188. 祝日
  189. うるう年
  190. 掛け紙
  191. お供え
  192. 定番
  193. バレンタインデー
  194. 選び方
  195. 退職祝い
  196. 出産
  197. お礼状
  198. お盆
  199. シガール
  200. コーヒー
  201. 年代別
  202. ジューンブライド
  203. NG
  204. 過ごし方
  205. 洋菓子.洋菓子詰め合わせ
  206. 金婚式
  207. ハーフバースデー
  208. 帰省
  209. 七夕
  210. ゼリー
  211. カーネーション
  212. 旧盆
  213. 両親
  214. 残暑お見舞い
  215. クリスマスケーキ
  216. 八十八夜
  217. 面接
  218. お呼ばれ
  219. 南青山ロール
  220. 十三詣り
  221. カジュアル
  222. 成人祝い
  223. ゴールデンウィーク
  224. 成人の日
  225. のし紙
  226. クッキー
  227. こどもの日
  228. お食い初め
  229. 差し入れ
  230. チョコ
  231. 洋菓子詰め合わせ
  232. 詰め合わせ
  233. お祝い
  234. 喪中
  235. 卒業
  236. 新盆
  237. 父の日
  238. 家族
  239. 結婚内祝い
  240. 謝罪
  241. 卒寿
  242. 手渡し
  243. ビジネス
  244. 地域別
  245. 還暦
  246. クッキーラングドシャー
  247. 異動
  248. 成人式
  249. パーティー
  250. 快気内祝い
  251. プレゼント.贈りもの
  252. GW
  253. クッキー詰め合わせ
  254. 母の日ギフト
  255. 商品券
  256. 米寿
  257. 合格祝い
  258. 引越し
  259. 引き出物
  260. 義父
  261. 発表会
  262. ご祝儀
  263. 弔事
  264. お供え物
  265. 昇進祝い
  266. 子どもの日
  267. 解説
  268. 文化の日
  269. 褒章
  270. 長寿
  271. 古希
  272. 女性
  273. コーデ
  274. 家庭訪問
  275. プチギフト
  276. 洋菓子
  277. 意味
  278. 通夜
  279. オンライン
  280. お土産
  281. 平服
  282. 年齢別
  283. 入園祝い
  284. 成人
  285. 活用
  286. 厄年
  287. 傘寿