社会人の仲間入りをする就職は、人生におけるひとつの節目です。
そんな素晴らしい門出をお祝いする「入社祝い」は、家族や親戚だけではなく、親しい友人や職場の後輩、彼氏や彼女などに贈る場合もあります。何かと贈る機会が多くなる入社祝いですが、その知識やマナーはよく知らないという方は意外と多いのではないでしょうか。そこで今回は、入社祝いの相場や渡す時期、選び方のポイントなどをご紹介します。
目次
入社祝いはいつ渡すの?
入社祝いは、就職が決まったら、できるだけ早い時期に贈るのがマナーです。可能な限り、入社式の1ヵ月以内には贈るようにしましょう。入社日付近は、入社の準備や引っ越し作業などで忙しくなるため、早めに渡す方も多いようです。
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入社祝いの相場は?
入社祝いの相場は、相手との関係性によって異なります。両親や兄弟、親戚から贈る場合は、10,000〜30,000円ほど。祖父母から贈る場合は、30,000〜50,000円ほど。友人や知人、後輩、彼氏・彼女から贈る場合は、5,000〜10,000円くらいが相場とされています。明確な基準はありませんが、血縁が近いほど金額が高くなる傾向があります。甥や姪など、贈る相手が複数いる場合は、特定の一人をひいきするようなことはせずに全員を平等に扱うことが大切です。後々もめることがないように、あらかじめ親戚どうしで相談しておくと良いでしょう。また、あまりに高価なものを贈ってしまうと相手に気を遣わせてしまうこともあるので、無理のない範囲で選びましょう。
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入社祝いの正しい贈り方は?
入社祝いを贈る場合は、のし紙をつけて贈るのがマナーです。水引は、出産など複数回起こっても構わないお祝い事に使われる「蝶結び」と、結婚式など1回限りのお祝い事に使われる「結び切り」のどちらでも大丈夫とされています。色は紅白のものを選びましょう。のし紙の表書きには「御就職祝」もしくは「御祝」と書きます。親しい友人などに贈る場合は、のし紙の代わりに包装紙やリボンでラッピングするのもおすすめです。ラッピングが華やかであればあるほど、気持ちの伝わる贈りものになるでしょう。
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入社祝いには何を贈ればいいの?
入社祝いには、社会人として生活をしていく上で役立つものや、ビジネスに使える機能的なものなどをプレゼントするのが一般的です。相手の業種や仕事内容によって選ぶものが変わってくるので、事前にリサーチしておくことをおすすめします。
子どもや孫、親戚に入社祝いを贈る場合
ビジネスシーンで使えるシンプルなデザインのものや、名前入りの革製品など特別感のあるアイテムが喜ばれます。ネクタイや定期入れ、腕時計などが定番ですが、最近はタブレット端末なども人気です。自分では買えないような少し高価で上質のものを贈るのがおすすめです。甥や姪に贈る場合も、小さくても高品質なものを選ぶと良いでしょう。希望のものが見つからない場合は、現金をプレゼントしても良いでしょう。「好きなものを買うときの足しにして」と言葉を添え、新札で渡すようにしてください。
友人・知人に入社祝いを贈る場合
相手の好みを事前に把握している場合は、好きなブランドの製品や色使いのものを選ぶのが良いでしょう。ただし、キャラクターが入ったものや可愛すぎるものは、ビジネスシーンでは浮いてしまう可能性があります。大切に使ってもらうためには、ビジネスシーンでも使えるようなシンプルなものを選ぶのがポイントです。名前入りの名刺入れや定期入れ、カバン、折り畳み傘などが人気です。
彼氏・彼女に入社祝いを贈る場合
彼氏には、ブランド物の名刺入れや定期入れ、ベルトやネクタイが人気です。彼女には、ブランド物の財布やネックレス、ポーチなどが人気です。ビジネスシーンだけではなく普段使いもできるアイテムを選ぶと日常的に身につけてもらえます。大切な恋人が、周りから好印象をもたれるような素敵なプレゼントを選びましょう。
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入社祝いをもらった場合は?
入社祝いは、人生の節目を祝うものなので基本的にはお返しは不要です。入社祝いをいただいたら、できるだけ早く御礼状を出して、感謝の気持ちを伝えましょう。たとえ相手が気心の知れた親しい人だとしても、きちんとお礼を伝えることが社会人としてのマナーです。
いかがでしたでしょうか。みなさんの大切な人たちが新しいステージで輝けるよう、こころのこもった素敵な入社祝いを贈りましょう。
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