まもなく迎えるお盆ですが、「何を準備したらいいんだろう?」と不安になりますよね。中でも、お供え物に何を持っていくのか悩む方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お盆の帰省やお墓参りに欠かせないお供え物についてご紹介いたします。
目次
金額の相場は?
お供えとして品物を用意する場合は、3,000~5,000円くらいが金額の相場です。故人やご家族との関係性にもよりますが、あまり高価なものを選ぶと気を遣わせてしまうことになるため避けたほうが無難です。お盆は毎年あるものなので、負担にならない金額のものを選んでください。
現金を包む場合は3,000円が相場です。なるべく新札は避けましょう。法要後にお食事が振舞われる場合には、10,000〜20,000円程度と少し多めに包むことが多いようです。
お供え物の基準は?
それでは、お供え物を選ぶ際にはどのような基準で選べば良いのでしょうか。
1:消えもの
お盆のような弔事に関するお供え物は、食べ物や飲み物といった「消えもの」を選ぶのが定番です。消えものとは、消費すると消えてなくなるもののことを指します。ただし、肉や魚などの「殺生」を想起させるお供え物や、香りの強い食材などは避けましょう。
2:常温で日持ちがするもの
仏壇にしばらくお供えすることになるため、クッキーやお煎餅など常温で日持ちがするものを選びましょう。賞味期限は少なくとも1~2週間はあるものを。また、傷みやすいものや要冷蔵のお菓子なども避けたほうが無難です。
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3:小分けできるもの
お盆はお供え物がたくさん集まるので、ご家族だけでは消費できないことがほとんどです。小分けできるものは個別に包装してある場合が多いので、お盆が終わった後に、それぞれ持ち帰ってもらうことができます。特に、小さなお子さんがたくさんいらっしゃる法事にはおすすめです。
4:故人が好きだったもの
お供え物選びに迷ったら、故人が好きだったお菓子やご家族が好きなお菓子を持参するのが良いでしょう。しかし、地域によってはお供えのルールや風習が異なることもあるので、具体的にわからない場合は、クッキーの詰め合わせといった一般的なお菓子を選ぶのが無難です。
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お供え物の定番は?
お供え物の定番としては、線香やお菓子、仏花、そうめん、果物などが挙げられます。何を選べば良いのか迷った時は、この中から決めるとよいでしょう。
特に重宝されるのが、お菓子です。お盆の時期は、親戚や友人知人がたくさん集まることから、お裾分けしやすい個包装のお菓子は喜ばれます。涼を感じるゼリーや水ようかんなどもおすすめです。
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のしのマナーは?
お供え物を持っていく際には、のしが必要です。のしにもいくつかのマナーがあるので覚えておきましょう。
水引
弔事は何度も繰り返したいものではないので、一度きりという意味をもつ「結び切り」の水引を使います。色は「藍白」もしくは「双銀」を。本数は5本~7本のものを使用します。
表書きの書き方
表書きには黒墨で、「御供」もしくは「御供物」と書くのが一般的です。仏教の場合は「御仏物」、神式やキリスト教の場合は「御霊前」と書くこともあります。筆ペンで書いても問題ありません。
名前の書き方
水引より下にあたる部分に、フルネームで書きます。親族のお盆の場合、同じ名字だらけになるため誰からのお供え物なのかがわからなくなることを防ぐ目的があります。夫婦の場合は、夫の名前をフルネームで書き、左側に妻の名前のみを書くのが一般的です。複数人でお渡しする場合は、右から順に目上の人から。5名以上の場合は「○○一同」と書くようにしましょう。
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お盆に持っていくお供え物は、故人やご先祖様への気持ちをあらわす品物です。お供え物を正しく選ぶことで、家族や親戚からの好印象にも繋がります。独りよがりではなく、その地域に合わせた風習や故人やご家族との関係性なども考慮しながら選ぶとよいでしょう。今回ご紹介した内容を、ぜひ参考にしてください。
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