1月の第二月曜日は、「成人の日」。
成人祝いの金額相場はどれくらい?相手との関係性別に予算が違う?
新しい人生の門出に立つ新成人への成人祝いに、お悩みの方必見。
今号では、相手との間柄別の成人祝いの金額相場や、ご祝儀袋の書き方のマナーや渡すタイミング、きっとよろこばれるおすすめのプレゼントなど、成人祝いを贈る側がおさえておきたいポイントをご紹介いたします。
目次
成人祝いの金額相場
お祝いで一番大切なのは、気持ちです。
それはもちろんですが、人生で一度の成人の祝福にお祝いとしてお金を贈る場合、金額をいくら包めばよいのかは悩ましいもの。
成人祝いとして現金を贈る場合、渡す相手との関係性により金額の目安がかわります。
新成人との主な間柄と、それぞれの成人祝いのお祝い金の目安は一般的には以下の通りです。
【親から子へ】
親から子へ贈る成人祝いは、1万円~5万円が相場とされています。
成人式にあたって必要となる振袖などの衣装代や、記念写真の撮影を行う際に、その費用もお祝いとして親が負担するケースも多いです。
【祖父母から孫へ】
祖父母から孫へ贈る成人祝いは、1万円~10万円が相場とされています。
ご家庭によっても差はありますが、親からの成人祝いよりも少し金額が高くなる傾向があるようです。
【おじ・おばから甥・姪へ】
おじ・おばから甥・姪への成人祝いの相場は、1万円~3万円程度とされています。
親からの成人祝いと比べた際に、少し低めの金額となるパターンが多いようです。
【兄弟・姉妹から】
兄弟・姉妹から贈る成人祝いは、1万円~3万円が相場とされています。
年齢にもよりますので、贈る前に家族で話し合うのも良いでしょう。
【上記以外の親族から】
成人祝いの金額相場は、関係性にもよりますが、5千円~2万円ほどとされています。
成人祝いは一般的に、三親等以内の親族にお祝いをするというマナーがあります。
三親等以内とは、親、祖父母、義父や義母、兄弟や姉妹、義理の兄弟姉妹、おじ、おば、までを指します。
親しい間柄であれば従兄弟などからお祝いを贈る場合もあります。
付き合い方や関係性にもよりますので、親族間で確認をするのがよいでしょう。
【友人の子どもや、同僚・部下へ】
友人の子どもや、職場の同僚・部下への成人祝いは、5千円~1万円が相場とされています。
いずれも、お祝いを必ず贈らなければならないということはありません。
お祝いの気持ちとして成人祝いを贈る場合は、相手に気を遣わせない程度の金額にしましょう。
成人祝いのポイント
お祝いで一番大切なのは、気持ちです。
人生に一度のお祝いだからこそ、盛大に祝福をしたいという気持ちもあるかもしれませんが、普段それほど交流のない相手に高額なお祝いを渡すと、かえって恐縮させ、お返しなどで気を遣わせてしまう可能性もあります。
上記の一般的な金額相場を踏まえたうえで、親しさや関係性によって金額を調整するのが良いでしょう。
また、日本古来の風習で、慶事のお祝い金は奇数が良いとされています。
さらに、「死」や「苦」を連想させる「4」や「9」のつく金額は避けましょう。
お祝い金を贈る場合は、礼儀を込めて、必ず新札で用意をしましょう。
ご祝儀袋の選び方・書き方
成人祝いにお金を贈る際に使用する、ご祝儀袋。
成人祝いのご祝儀袋は、紅白蝶結びの水引のものを選びましょう。
何度あってもうれしいお祝い事には、蝶結びの水引を用います。
水引は5本結びが定番です。包む金額が高い場合は、7本結びを使う場合もあります。
水引の上部に記載する表書きには、「祝成人」「御成人御祝」「祝御成人」「賀成人式」等と記すのが一般的です。
贈り主の名前は、水引の下側に記載します。
兄弟など、連名でお祝いを贈る場合は、向かって右側が年長者の名前になるよう記載します。
夫婦連名であれば、夫の名前をフルネームで中央に、妻の名前はその左側に名前だけを書きます。
成人祝いを贈るタイミング
成人祝いを贈るタイミングは、いつが良いのでしょうか。
一般的には、成人式の1週間前~当日の間に手渡しするのがベストだとされています。
しかしながら、慌ただしい成人式当日に渡すのは避けた方が無難ですので、なるべく成人式の前日までに贈っておくことをおすすめします。
遠方に住んでいるなどの理由で直接会えない場合は、手渡しでなく送ることもあります。
成人式前に渡す時間が作れない場合は、お正月などの親族が集まる機会に手渡ししておくのも良いでしょう。
成人祝い 定番人気のプレゼント
お金だけではなんだか味気なく感じるという方は、プレゼントを添えて贈るのもおすすめです。
日常使いしやすいアイテムや、新成人が好みそうなスイーツ、家族と一緒に分け合って楽しむことができる和菓子や洋菓子もおすすめです。
また、成人祝いはご祝儀ではなく、記念に残る贈り物にしたいという方も多いと思います。
人生で一度の成人祝い。
せっかくプレゼントを贈るのなら、大切な記念日にふさわしい、思い出に残るものを贈りたいですよね。
スーツや晴れ着は、両親や祖父母から贈られることが多いため、男性なら「ネクタイ」「時計」「カフス」、女性なら「アクセサリー」「時計」「香水」などといった、「大人の証」として身につけられる少し高級なアイテムを贈るのがおすすめです。
これから新しいステージで新成人として活躍する皆さんにとって、日常使いが出来る実用的な物を贈るときっとよろこばれます。
「記念」や「大人」をキーワードに、相手を想って心を込めて選んだギフトなら、きっとどんなプレゼントでもよろこんでいただけるはずです。
いかがでしたか?晴れて大人の仲間入りを果たす新成人へ、激励とお祝いの気持ちを込めて、マナーをおさえ、素敵なお祝いをしてあげたいですね。