「成人になる」ということは、人生の中でも大きな節目の一つです。本人はもちろん家族や親戚にとっても喜ばしいことだと思います。だからこそ、思い出に残る素敵な成人祝いを贈りたいものです。
皆さんは、成人祝いのマナーをご存知ですか?
成人お祝いの相場は、自分の子どもや孫、友人・知人など、相手により変わります。渡すタイミングは、二十歳の誕生日が良いのか、成人式が良いのか。何を贈ったら喜んでいただけるのか。
今回は、成人祝いの相場、渡す時期など基本的なマナーや、男女別人気アイテムなどをご紹介します。
目次
成人祝いはいつ渡すのが適切なの?
成人祝いを贈る際にもっとも悩むのは渡す時期ではないでしょうか。18歳を迎えた誕生日に渡した方が良いのか、あるいは、成人式の日程に合わせて渡した方が良いのか。特に決まりはありませんが、成人式の前日か当日に渡すのがベストなタイミングといえるでしょう。成人式は、毎年1月の第2月曜日と決まっているので、配送する場合も、成人式の頃に相手の手元に届くように準備をしましょう。もし、手配が間に合わずに、成人式に遅れてしまった場合は「遅くなりましたが」という一言を添えて渡すと気持ちが伝わります。成人式も18歳の誕生日もどちらもお祝いしたいという場合は、成人式には成人祝いを、誕生日には誕生日プレゼントを贈りましょう。
成人祝いの予算の相場
成人のお祝いの相場は、贈る相手によって異なります。自分の子どもに贈る場合は10,000〜50,000円程度、自分の孫に贈る場合は10,000〜100,000円程度、兄弟姉妹に贈る場合は3,000〜10,000円程度、甥もしくは姪に贈る場合は10,000〜20,000円程度、友人・知人に贈る場合は5,000〜10,000円程度が相場といわれています。成人祝いは、基本的にお返しをしないものなので、あまり高額なものを贈ると、かえって相手の負担になってしまうことがあります。相手との関係性だけではなく、受け取った時の相手の気持ちも考えて金額を決めるようにしましょう。
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成人式の歴史
日本には成人を祝うという儀式は奈良時代からありました。「元服(げんぷく)」や女「裳着(もぎ)」といわれる儀式が、それにあたります。元服は、数え年12〜16歳の男子が氏神様の前で大人の服装に着替え、髪型を大人の髪型に結い直して冠をつけます。「裳着」は貴族の女子が成人する際に行う儀式です。元服同様、12〜16歳の女子に大人の服(裳)を着せて成人を祝います。
現在日本で行われている成人式は、第二次世界大戦の敗戦間もない1946年(昭和21年)に埼玉県蕨町(現在の蕨市)で行われた「青年祭」がルーツだといわれています。当時の蕨町の青年団長が、「次代を担う若者たちに明るい希望を持ってもらうため」として企画しました。この蕨町の取り組みに影響を受けた日本政府が「大人になったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます」という趣旨のもと、1949年(昭和24年)から1月15日を「成人の日」として制定しました。
それ以降、全国のほとんどの地域で1月15日に成人式が行われるようになりましたが、2000年(平成12年)に導入されたハッピーマンデー制度により、1月第2月曜日が「成人の日」となりました。
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成人祝いにおすすめのギフト
成人のお祝いとして定番なのが「現金」です。お祝いに現金を贈るというのは、すこし味気ないかもしれませんが、間違いなく誰にでも喜んでもらえるプレゼントです。子どもから大人になることで、持ち物や身に着けるものも様変わりするので、相手の欲しいものや必要なものを好きなときに買ってもらうことができます。現金を贈る際は、水引が「紅白蝶結び」の御祝儀袋を使います。表書きには「祝成人」もしくは「祝御成人」と書いて現金書留で送りましょう。ただ送るだけではなく、気持ちのこもった一言を添えてあげると良いでしょう。人生の先輩からのアドバイスは嬉しいものです。
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男性に成人祝いを贈る場合
男性に成人祝いを贈る場合は、「新社会人」を意識させるビジネスツールや小物が人気のようです。
ネクタイ・スーツ
社会人の代名詞ともいえるネクタイやスーツは定番のギフトです。特にブランド物のネクタイやスーツは「大人なら持っていたい」という憧れのアイテムです。「これから社会でしっかり頑張ってほしい」という応援の意味を込めてプレゼントする方が多いようです。
腕時計
ビジネスは時間厳守の世界です。だからこそ、腕時計は必須です。あまり高価なブランドは新成人らしくありませんが、ご両親などからのプレゼントに腕時計をもらうという新成人は多いようです。
名刺入れ・定期入れ
名刺入れや定期入れであれば、高級ブランドのものでも比較的低予算で購入することができるので、友人に贈る成人祝いとしてもおすすめです。学生時代は学生っぽいものを使っていることが多いので、成人となった証として大人らしい風格のあるデザインの名刺入れや定期入れを贈ってみるのも良いのではないでしょうか。
女性に成人祝いを贈る場合
女性に成人祝いを贈る場合は、機能的なビジネスツールというよりも、「大人の女性」を意識させる品物が人気のようです。
アクセサリー
大人の女性といえば、やはりアクサセリーです。趣味がわかれるプレゼントではありますが、流行に左右されないシンプルなものや、控えめなデザインのものであれば安心です。成人のお祝いに、母や祖母から愛用のジュエリーを譲り受けたという話もよく聞きます。誕生石を施したアクセサリーも人気です。
バッグ
成人を機に、はじめてブランド物のバッグを持った、という女性は多いようです。社会人になると、結婚式やパーティーなど改まった席に出る機会が増えるので、洗練されたバックはいくつあっても喜ばれます。
財布
学生時代のような幼さを感じさせるような財布ではなく、大人の女性らしい品のあるデザインの財布がおすすめです。ブランド物に限らず、本革で仕立てたような長く使える財布は、お祝いの気持ちをいつまでも手元に置いてもらえるという喜びもあります。
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いかがでしたでしょうか。成人祝いは、一生に一度しかもらうことのできないお祝いです。だからこそ、心から喜んでもらえるようなお祝いを贈りたいものですよね。相手のことを思い浮かべながらプレゼントを選んで、記念すべき「大人の仲間入り」をお祝いしてあげてください。
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