子どもの健やかな成長を家族でお祝いするのが「七五三」です。身近な親族や親しい友人の子どもが「七五三」を迎えた場合でも、子どもたちの「晴れの日」にふさわしいお祝いを贈りたくなるものです。そこで今回は、予算の相場や贈るタイミング、のしの選び方など「七五三」のギフトにまつわる基本マナーについて解説します。おすすめのギフトもご紹介するので参考にしてください。
目次
七五三のお祝いギフト 押さえておきたい3つの基本マナー
1:予算のマナー
七五三のお祝いは、それぞれの家庭にあった予算設定を
七五三のお祝いを贈る場合、それぞれの家庭環境や考え方、地域の風習によって異なりますが、一般的な金額の相場は以下のとおりです。
- 祖父母が孫にお祝いを贈る場合 10,000円~30,000円
- 叔父・叔母などの親類から甥や姪にお祝いを贈る場合 5,000円~10,000円
- 親しい友人・知人の子供にお祝いを贈る場合 3,000円~5,000円
「忌み数」が含まれる金額(4,000円や9,000円)にしないように注意してください。「忌み数」とは、「4=死」や「9=苦」などの不吉な言葉を連想させる数のことです。
2:贈る時期のマナー
七五三のお祝いは「11月15日」までに贈る
最近はライフスタイルの多様化により、10月中旬頃から七五三のお参りをするという家族が多くなっていますが、お祝いを贈る場合は、本来の日取りである11月15日までに贈るのが理想的です。相手が遠方に住んでいて直接渡せない場合は、現金書留で送ってもよいでしょう。11月15日を大幅に過ぎてしまったり送りそびれてしまった場合は、現金だけではなく、子どもに喜んでもらえそうな品物も贈ると喜ばれるのではないでしょうか。
3:のしのマナー
のしは「紅白蝶結び」のものを選ぶ
ご祝儀袋には2種類ありますが、七五三のお祝いの場合は、紅白の「蝶結び」の水引がついたものを選んでください。表書きには「祝七五三」や「七五三御祝」と書くのが一般的ですが、それぞれの年齢にあわせてかき分けると丁寧です。3歳のお祝いには「御髪置御祝」、5歳のお祝いには「御袴着御祝」、7歳のお祝いには「御帯解御祝」と書くなど、江戸時代に行われていた儀式の名称で書くと、より丁寧な印象が伝わるかもしれません。
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親御さんにも喜んでもらえるおすすめの七五三ギフトは?
七五三のギフトといえば、当日に着る晴れ着や袴が思い浮かびます。しかし最近は、レンタル衣装や洋装を選ぶ家庭も多いようです。せっかく贈っても迷惑になるだけなので、事前に必要なものをリサーチしておくと安心です。記念に残るような名前入りのフォトフレームや和食器、お菓子の詰め合わせなどが定番です。
男の子には、折りたたみの三輪車やストライダーなど体を動かせるようなおもちゃが。女の子には、普段使いできる髪飾りやすこし大人っぽいバッグなども人気です。
家族や親戚みんなで「お食事会」を開催するという方も多いようです。
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七五三の意味も確認しておきましょう
七五三は、子供の健やかな成長を祝い、祈願するという士族社会の儀式のひとつです。現在は、7歳、5歳、3歳の子供の成長と、これからも健康に育つようにという願いを込めて、数え年(満年齢+1歳)で男子は3歳と5歳、女子は7歳のお参りをする伝統行事として広まっています。
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いかがでしたでしょうか。家族以外であっても、過去に七五三のお祝いをいただいた場合や、出産祝いを贈りそびれている場合には、必ずお祝いを贈るようにしましょう。どんな品物がいいのか迷うかもしれませんが、いちばん大切なのは“お祝いの気持ち”です。子どもたちの七五三が素敵な「晴れの日」になるように、こころをこめたお祝いを贈りましょう。
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