6月の第3日曜日といえば、「父の日」です。いつも家族を支えてくれているお父さんに感謝の気持ちを伝える日ですが、海外の人々は、どんな「父の日」を過ごしているのでしょうか。実は、「父の日」は国によって日付も風習もさまざまです。そこで今回は、世界の主な国々の「父の日」をご紹介しましょう。
目次
「父の日」の由来と歴史
「父の日」は、アメリカで生まれた記念日です。1910年、アメリカ・ワシントン州に住むJ.B.ドットという女性が、父親の誕生日である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけだといわれています。それから56年後の1966年に当時のアメリカ大統領リンドン・ジョンソンが6月の第3日曜日を「父の日」と定めました。アメリカで正式に記念日となったのは1972年のことなので、「父の日」はまだ誕生から40年ほどしか経っていない新しい記念日ということになります。
日本に父の日が浸透したのは、1981年に「日本ファーザーズ・デイ委員会」が設立されてからです。この委員会では、毎年「父の日」に「ベスト・ファーザー・イエローリボン賞」を選出するなど、「父の日」を国民的なイベントとして広めるための活動を行なっています。そのため、父の日には黄色いカーネーションを贈って感謝の気持ちを伝えるという人もいるようです。ちなみに黄色は愛と信頼と尊敬を表す色として知られています。
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世界の国々の「父の日」
アメリカ
「父の日」発祥の地でもあるアメリカでは、その伝統が今でも受け継がれています。6月の第3日曜日に、バラの花にメッセージカードを添えて贈るのが一般的です。当日は、家族で食事をしたり、ゲームをするなど、家族で一緒に過ごす時間を大切にしているそうです。
イギリス
イギリスの父の日も、6月第3日曜日です。イギリスのお父さんの多くは、子どもが生まれると育児休暇を取得するなど、育児や家事に積極的です。奥さんや子どもから感謝の気持ちを込めたギフトをもらい、食事をしたりお酒を飲みに行ったりするのが一般的です。
イタリア
イタリアは、3月19日が「父の日」です。この日は、イエス・キリストの養父サン・ジュゼッペの祝日にあたることから宗教色の強いのが特徴です。「ゼッポレ」と呼ばれるお菓子をみんなで食べるという習慣があり、子どもたちから父親に手紙を贈るのが一般的のようです。
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ロシア
ロシアの父の日は、2月23日です。正式には「祖国防衛の日」とされており、父親をはじめとする、国を守るすべての男性に感謝をする日になっています。メッセージの書かれたカードやギフトを贈る習慣は日本と変わりません。
オーストラリア
オーストラリアの父の日は、9月の第1日曜日です。カードやギフトを贈る習慣もありますが、当日は、ピクニックやバーベキューなど家族みんなでアウトドアで過ごすのが一般的のようです。大自然が広がるオーストラリアならではの風習ではないでしょうか。
タイ
タイの父の日は、12月5日です。2016年に亡くなった前国王プミポン国王の誕生日にちなんでいます。タイには曜日に「色」が定められており、生まれた日の曜日の色を大切にする風習があります。プミポン国王の生まれた日は月曜日だったことから、父の日には月曜日のカラーである「黄色」のものを飾ったり、黄色の服を着る風習があるようです。
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韓国
韓国の父の日は、5月8日です。この日は「オボイナル」と呼ばれており、父親だけではなく母親にも感謝をする「両親の日」でもあります。儒教思想が根付いた韓国では、親孝行への意識が高く、お花などの定番ギフトから、電化製品や旅行など高価なものを贈る人も多いようです。
中国
中国の父の日は、日本と同じ、6月の第3日曜日です。「父親節」と呼ばれており、ホテルなどでイベントが開催されるようですが、母の日ほど盛り上がらないようです。ある調査でも、父の日に贈られたギフトは、母の日の8分の1程度だったそうです。
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いかがでしたでしょうか。世界では、それぞれの国の文化や風習にあった父の日が行われています。そのカタチはさまざまですが、父親に感謝をするという気持ちは世界共通です。普段は気恥ずかしくて伝えられない、お父さんへの感謝の気持ちを、ぜひ「父の日」に伝えましょう。
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