子どもから大人まで多くの人々に愛されるクッキーですが、実は様々な種類があることをご存知でしょうか。同じ材料を使って作られていても、形が違うだけで名前が変わるものもあります。そこで今回は、何気なく口にしている身近な焼き菓子「クッキー」の語源や種類、サブレやラングドシャーの違い、それぞれの特徴などについて解説いたします。豆知識があれば、贈り物選びやティータイムのひとときが、ますます楽しいものになるかもしれません。
ぜんぶ食べたくなる!おいしいクッキーの語源と種類
クッキーの語源は、オランダ語でお菓子を意味する「クック」です。渡米したあるオランダ人がお手製のお菓子を「クッキー」と呼んだのがそのまま広まったといわれています。今では数多くの種類があるクッキーですが、それぞれどのような名前がついているのでしょうか。代表的なクッキーを7種類取り上げてご紹介します。
ラングドシャー
数あるクッキーの中でも、特に人気の高いのがラングドシャーです。フランス語で「猫の舌」という意味をもち、ザラザラとした舌触りとホロホロと溶けていくような軽い食感が特徴です。ラングドシャーが誕生した当時は、主役のお菓子として単体で食べるものではなく、アイスを食べたときの口休めとして食べられていたといわれています。今では丸や四角などさまざまな形がありますが、もともとは細長い楕円形でした。
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シガレット
ラングドシャーの生地をくるくるっと筒状に巻いたものがシガレットです。生地作成の材料や工程はラングドシャーと同じで、形だけが違うものです。細く筒状に巻かれた形が、巻きタバコに似ていることからこの名前がつきました。ラングドシャーの生地をさらに薄く伸ばしくるくると巻いているので、サクサクとした食感が心地良いクッキーです。
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ガレット
平たく丸い形をした焼きものの総称としてガレットということもありますが、硬い歯ごたえが楽しいクッキーの名称でもあります。ザクザクとした食感が特徴で、食べごたえのあるクッキーです。表面にはツヤがあり、網目のような模様がついているのも特徴のひとつです。
アイスボックスクッキー
作る工程の中で、冷蔵庫で生地を寝かせるものを、アイスボックスクッキーと呼びます。寝かせる前までは生地を柔らかく作り、冷蔵庫で冷やすことで生地を固くします。さらに生地を棒状にして寝かせておき、オーブンで焼く前にスライスするのが特徴です。アイスボックスクッキーは市松模様や渦巻き模様などの柄をつけたものが人気です。
ドロップクッキー
柔らかめの生地をスプーンですくい、天板の上に直接落として形成したクッキーをドロップクッキーといいます。他のクッキーと違って生地を伸ばしたり型抜きする必要がないので、手軽に作ることができるのが特徴の1つです。それぞれ形や大きさが違うクッキーができ上がります。
サブレ
サクッと軽い口当たりが特徴的なサブレは、バターがふんだんに使用されていて、薄力粉とバターが1:1の割合で作られています。「サブレ」という名前の由来は、フランスのサブレという町で作られていたという説と、フランスではサブレが「砂」という意味で、口に入れた瞬間にホロホロと溶ける食感が砂に似ていたという説があります。
アイシングクッキー
カラフルで華やかな見た目から、プレゼントとしてもよく選ばれているアイシングクッキー。砂糖と卵白を着色したものでクッキーの表面に絵を描いたり、模様を書いたりしてデコレーションしたもののことを指します。かわいらしいアイシングクッキーは、イギリス王室が発祥だといわれています。
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今回は、代表的なクッキーの種類とその特徴についてご紹介いたしました。食感や見た目はもちろん、作る工程にまで目を向けてみるとクッキーの奥深さを知ることができます。たくさんの種類があるクッキーの中から、ぜひお気に入りのものを見つけてみてください。
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