赤ちゃんが生まれてから100日目前後に行う行事が、お食い初めです。お食い初めに招待された方は、当日にお祝いの品を持参するのが一般的です。しかし、「どんなものを用意すればよいのかわからない」という方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お食い初めの由来や基本的なマナー、おすすめのお祝いギフトなどをご紹介します。
目次
お食い初めとは?
お食い初めとは、生後100日前後に赤ちゃんの健やかな成長を願ってお祝いする伝統的な行事です。「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて、赤ちゃんの口にごちそうをつけて食べる真似をします。地域によっては、「百日祝い」「箸初め」「歯固め」とも呼ばれており、110日、120日に行う地域もあります。
お食い初めの由来は?
お食い初めの始まりは、平安時代に行われていた「五十日(いのか)の祝い」といわれています。「五十日の祝い」とは、生後50日の赤ちゃんに「五十日餅(いのかもち)」と呼ばれるお餅の入った重湯を飲ませるという儀式です。やがて、50日のお祝いが100日になり、鎌倉時代には重湯に入れるものもお餅から魚に変わりました(「真魚初め(まなはじめ)」と呼ばれていました)。「お食い初め」と呼ばれるようになったのは室町時代になってからです。当時の書物『河海抄(かかいしょう)』に「冷泉天皇の生後百日後に御餅を供す」と記されており、この風習が「お食い初め」と呼ばれ、現代へと受け継がれています。
お食い初めに贈るおすすめのギフトは?
お食い初めの場合、お祝い金を贈るのが一般的です。金額は当日の食事代を目安にすることが多く、3,000〜5,000円が相場となっています。お祝い金ではなく品物を贈る場合は、お母さんや赤ちゃんが喜びそうなもの、これからの育児に必要なものを選ぶのがポイントです。赤ちゃんが口に入れても安全なもの、万が一落としてしまっても壊れないもの、ケガをさせる恐れのないものを選ぶと安心です。何を渡したらいいのかわからないという場合は、お祝い金が無難です。
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たとえば、以下のようなギフトはいかがでしょうか。
銀のスプーン
お食い初めの贈りものとしてよく知られているのが、銀のスプーンです。銀にはもともと魔除の効果があるとされており、銀のスプーンには「将来食事に困らないように」という意味が込められています。スプーンには、赤ちゃんの名前、生年月日、生まれた時間、生まれたときの身長・体重などを彫ることもできます。一生の記念になる贈りものですね。
おもちゃ・ぬいぐるみ
おもちゃやぬいぐるみは、赤ちゃんに喜んでもらえる贈りものです。音が鳴るもの、肌触りのいい素材でできたもの、握りやすい細長い形のものを選ぶと安心です。また、赤ちゃんはお食い初めの最中に飽きてしまうことが考えられるので、すぐに遊んでもらえそうな小さめのものにしておくとよいでしょう。
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食器
お食い初めのギフトには、食器のセットも定番です。生後100日前後の赤ちゃんは数ヶ月もすると離乳食がスタートするため、お母さんにも喜んでもらえます。赤ちゃん用の食器は、さまざまなブランドから販売されており種類も豊富です。持ちやすくて軽いもの、落としても割れないような素材のもの(木、プラスティックなど)を選ぶと安心です。
スタイ
スタイは出産祝いなどにも人気の贈りものですが、お食い初めの贈りものとしてプレゼントするのであれば、当日に着用できるような豪華なデザインのものを選ぶとよいでしょう。赤、白、金など華やかなカラーは、記念写真にもとてもよく映えます。和柄のものもおすすめです。
おむつ
おむつは赤ちゃんが毎日使うものなので、お母さんからもとても喜ばれます。ただし、メーカーによってサイズが微妙に異なる上、赤ちゃんの肌に合う・合わないといった問題も生じます。おむつを贈る場合は、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。スタイやぬいぐるみが一緒になっている「おむつケーキ」もおすすめです。
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お食い初めのお祝いを渡す際のマナーは?
お祝いは当日持参する
お食い初めのお祝いは当日に持参するのが一般的です。「参加できないけれど、お祝いだけは渡したい」という場合は、当日よりも前に持参するか、宅配便などで送っても構いません。
のし紙を忘れずに
お祝い金を渡す場合は、のし紙が必要です。水引は「紅白蝶結び(花結び)、5本(または7本)」のものを選ぶのがマナーです。表書きは、お食い初めの種類によって異なります。祝宴に招かれた時は「祝御食初」「祝御初膳」「箸ぞろえ」などのように書きます。シンプルに「御祝」と書いても問題ありません。お祝いが間に合わずに後日贈る時は「祝御成長」と書きます。
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服装はフォーマルに
お食い初めに参加する方は、スーツや着物を着る方が多いようです。普段着の場合でも、襟付きのシャツやジャケットなど、できるだけフォーマルな服装を心がけましょう。料亭なら着物、ホテルならワンピースなど、お食い初めを行う会場にあわせて服装を選んでもよいでしょう。自宅で行う場合は、カジュアルな服装が多いようですが、赤ちゃんにとっては一生の思い出になるものなので、なるべく清潔感のある服装を心がけましょう。
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いかがでしたでしょうか。お食い初めは、赤ちゃんにとっては一生に一度しかない大切な儀式です。家族や親戚から招待されたら、心のこもったお祝いを持って赤ちゃんの健やかな成長を祈りましょう。