夏休みや年末年始などの長期休暇は、帰省する絶好の機会でもあります。毎年帰省されている方は、義実家への手土産はどうされていますか? 特に結婚して初めての長期休暇を迎える方にとって、義実家への帰省は気をつかうものです。そこで今回は、義実家への帰省の際に持っていく手土産の選びかたや押さえておきたい基本マナーについて解説します。
目次
義実家に喜ばれる手土産を選ぶ4つのポイント
予算の相場は1,000円~3,000円
金額の目安は、1,000円~3,000円が一般的です。滞在日数が長い場合は、もう少し予算を多めにしても良いかもしれません。ただし、あまり高くなると相手の負担になることもあるので、高くても5,000円以内に収めるようにしましょう。
両親が好きなものを選ぶ
義両親の好きなものがわかっている場合は、それを手土産にするのがいちばんです。相手の好みのものを持っていくことで好印象につながります。好みがわからないという場合は、事前に夫や義両親に聞いておくなどリサーチしておくと安心です。特に好みがない場合は、季節のフルーツや洋菓子・和菓子の詰め合わせ、お茶や紅茶など、誰もが好きそうなものを選んでおけば間違いはないでしょう。
家族構成を考慮して選ぶ
義両親が二人だけで住んでいる場合は、なるべく日持ちのするものを選ぶのがおすすめです。また、甥っ子さんや姪っ子さんなど小さいお子さんと会う予定がある場合は、おもちゃやゲーム、お菓子などを持っていくと喜ばれます。義両親の住まいが遠方の場合は、ご自身の実家の特産品などもおすすめです。見慣れないものを持っていくことで楽しんでもらえますし、会話のきっかけにもなります。
のしは不要です
手土産には基本的にのしは必要ありません。ただし、あっても失礼にはならないので、のしをつけても問題ありません。のしをつける場合は、赤白の蝶結びのものを選びましょう。表書きには「御土産」もしくは「御挨拶」と書くのが一般的です。
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手土産は、部屋に通されてから渡すのがマナー
手土産は、部屋に通されて挨拶をするタイミングで渡すのがマナーです。包みから出した品物は、傷や汚れがないことを確かめてから、相手に品物の正面が向くように渡します。この時、「よろしければお召し上がりください」や「心ばかりのものですがお口に合うとうれしいです」など、スマートな一言を添えて渡すと、相手も気持ちよく受け取れます。手土産を包んだ風呂敷や紙袋は必ず持って帰るようにしましょう。男性の実家の場合は女性が、女性の実家の場合は男性が渡すようにすると印象が良いかもしれません。
和室で踏んではいけない「3つのもの」とは?
和室に通された場合、絶対に足で踏んではいけないものがあります。マナー違反になるだけではなく、悪い印象を与えてしまう可能性もあるので注意しましょう。
畳の縁
昔から、畳の縁はその家の象徴と考えられています。現代のモダンな和室は畳の縁もシンプルになっているため実感することが難しいかもしれませんが、格式を重んじる家の和室には、畳の縁に家紋が入っている場合があります。たとえ故意ではなくても、踏んでしまうと無礼にあたるので注意してください。
敷居
敷居を踏むことは、その家を貶めることと同じ意味になります。畳の縁と同様に、その家の象徴でもあるので注意してください。敷居を踏みつけることで家の建て付けが悪くなることもあるようです。
座布団
座布団は、座布団は身分の高い人しか使うことができないもので、おもてなしの象徴です。その座布団を踏むことは、おもてなしの心を踏みにじるという意味につながります。つい足を引っ掛けて踏んでしまうことがないように、座る時も、立ち上がる時も、ゆっくり丁寧に動くことを心がけましょう。
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いかがでしたでしょうか。義両親の中には「何もいらないよ」と言ってくださる方もいらっしゃるかもしれませんが、手土産はしっかりと用意しておいた方が良いでしょう。そして、最低限のマナーを押さえておけば、好感度は間違いなく上がります。手土産をスマートに渡して、楽しい帰省にしてください。
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