お正月のメインイベントである初詣。全国的に有名な神社には毎年多くの方が足を運びますが、中には知らず知らずのうちにマナー違反をしていたり、参拝のルールを知らないという方もいます。
新年を気持ちよくスタートさせるためには、初詣の参拝マナーや手順をしっかりとおさらいしておくことが大切です。
今回は、大人なら覚えておくべき初詣の参拝マナーを4つご紹介いたします。
目次
1.鳥居の前で立ち止まり一礼をする
新年になると夜のうちに初詣に行くという方も多いですが、お正月の夜は非常に冷え込みますよね。あまりの寒さで足早になり、ササッと初詣を済ませる方もいますが、神社は神様が住む神聖な場所です。まずは鳥居の前で一度立ち止まり、境内に入る前には一礼をしましょう。このとき、事前に服装や髪型の乱れを直しておくことも忘れずに。帽子を取ってポケットから手を出すといった細かい部分にも気を遣いましょう。
また、境内の道の真ん中は神様の通り道と言われています。道の真ん中を堂々と歩くのは失礼にあたるので、なるべく道の端を歩くように心掛けてください。
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2.手水舎で手や口を清める
寒さが厳しいお正月の初詣では、つい身のお清めを省きたくなりますが、参拝マナーを守るために必ず手水舎に立ち寄りましょう。
手水舎でお清めをする際は手順があります。きちんとマナーに則って身を清めることが大切です。
<手水舎での手順>
1. 右手で柄杓を持って水をすくい、左手を清める
2. 左手に柄杓を持ち替え、右手を清める
3. 右手に柄杓を持ち替え左手に水を溜め、口に水を含んで音を立てずにすすぐ
4. 左手をもう一度清める
5. 柄杓を縦に持ち手前に傾け、柄の部分に水をかける
6. 柄杓を伏せて元の位置に戻す
※ 1~5までに使用する水は、1回目ですくった分を分けて使います。
※ 手や口を清めたあとは、濡れたままにせず、ハンカチやタオルで拭いてください。
3.鈴を鳴らしてお参りをする
お正月のニュース番組などを見ていると、賽銭を投げいれている人々の様子を目にすることもありますが、これはマナー違反です。賽銭を奉納するときは、賽銭箱にそっと置くようにして賽銭を入れましょう。 参拝の仕方は神社によって異なる場合もありますが、一般的な参拝マナーをご紹介します。
<参拝の手順>
1. 姿勢や身なりを整えて神前に進む
2. 賽銭を賽銭箱の中にそっと入れる
3. 鈴を鳴らす
4. 2回続けて深くお辞儀をする
5. 胸の前で両手を合わせ、2回続けて拍手をする
6. 両手を合わせたままお祈りをする
7. 合わせた両手をおろし、深いお辞儀を1回する
※ 元旦や三が日の初詣では混雑が予想されます。長時間お祈りをしていると他の参拝客の迷惑になってしまうこともあるため、手短に済ませてスムーズに退くのも大人のマナーの1つです。
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4.境内を出る際にもう一度会釈をする
参拝が無事終了したからといって、そそくさと神社を後にするのではなく、きちんと鳥居に向き直って一礼をしてから帰宅しましょう。
また、境内を出る際も、再度きちんと服装や髪型を整え、身なりを正しておきましょう。
初詣で、家内安全や健康祈願、恋愛成就など、神様に対してお願いをする方も多いですが、本来は昨年1年間を無事に過ごせたことを神様に報告し、感謝するためのものです。新年の決意やお祈りをすることも間違いではありませんが、神様への感謝を忘れずに、「今年も見守っていてください」という気持ちを大切にしましょう。
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