公開日:2021/01/29

旅立ちの春に欠かせない!餞別の基本的マナー

春は、旅立ちの季節でもあります。退職、異動、転勤、引越し… お世話になった方や大切な方の新しい門出には、心のこもった餞別を贈りたいものです。しかし、餞別という言葉の意味は知っていても、その由来やマナーについて知っているという方は少ないのではないでしょうか。そこで今回は、餞別の意味や由来、金額の相場、基本的なマナーをご紹介します。

 

 

餞別とは?

「餞別」とは、引越しや転勤、退職・異動などでお別れする相手に向けて贈るプレゼントのことです。「餞」は「はなむけ」とも読みます。「餞別」の由来は、交通機関が未発達だった時代にまで遡ります。旅立つ人を家族や友人が見送る際に、目的地までの安全を祈願するために宴を開いたり、道中必要になる物品や金銭、想いを込めた詩歌などを贈っていました。平安時代初期の「土佐日記」には「うまのはなむけ」という言葉が記されており、その当時から餞別の習慣があったことがわかります。「餞別」とは本来、遠くへ旅立つ人の馬の鼻を、旅の安全を願って、旅立つ人の目的とする方向に向けて見送ったことに由来します。日本では、転居先で役立つような品物や現金を贈るのが一般的ですが、欧米では現金を贈る習慣はないようです。

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餞別の相場と渡し方は?

餞別は、渡す相手や場面によって金額や贈り方が異なります。それぞれのケースごとに金額の目安と贈り方をご紹介します。

 

定年退職される方へ贈る場合

定年退職される方に贈る場合は、それぞれの部署でまとめて餞別を贈るのが一般的です。その場合は、一人当たり1,000〜5,000円程度が目安です。アルバイトやパートの方には強制しないようにするのがマナーです。個人で贈る場合は、5,000〜30,000円程度の記念の品物を贈るとよいでしょう。

【のし袋の書き方】
紅白の蝶結びの水引がついたのし袋を使いましょう。表書きには「御礼」もしくは「御退職御祝」と書き、下段に「部署名」もしくは「個人名」を書きます。定年退職後に、新しい道に進む場合は「おはなむけ」とするのもよいでしょう。

 

退職される方へ贈る場合

退職される方に贈る場合は、それぞれの部署でまとめて餞別を贈るのが一般的です。その場合は、一人当たり500〜3,000円程度が目安です。アルバイトやパートの方には強制しないようにするのがマナーです。個人で贈る場合は、3,000〜5,000円程度が目安です。職場や親しい人たちで送別会を開いて餞別に替えることもあります。

【のし袋の書き方】
紅白の蝶結びの水引がついたのし袋を使いましょう。表書きには「御選別」や「御礼」などと書き、下段に「部署名」もしくは「個人名」を書きます。結婚退職される方には、紅白の結び切りののし袋を使います。自分より目上の方に個人名で餞別を贈るのは失礼にあたります。個人で贈る場合は「おはなむけ」とするのが無難です。

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転勤・異動される方へ贈る場合

転勤・異動される方に贈る場合は、それぞれの部署でまとめて餞別を贈るのが一般的です。その場合は、一人当たり1,000〜3,000円程度が目安です。アルバイトやパートの方には強制しないようにするのがマナーです。個人で贈る場合は、3,000〜5,000円程度が目安です。職場や親しい人たちで送別会を開いて餞別に替えることもあります。

【のし袋の書き方】
紅白の蝶結びの水引がついたのし袋を使いましょう。表書きには「御選別」や「御礼」などと書き、下段に「部署名」もしくは「個人名」を書きます。自分より目上の方に個人名で餞別を贈るのは失礼にあたります。個人で贈る場合は「おはなむけ」とするのが無難です。

 

転居・引越しされる方へ贈る場合

転居・引越しをされる方に贈る場合も、引越しをする人との関係や年齢によって異なります。数人でお金を出し合う場合は、一人当たり300〜3,000円程度。個人で渡す場合は、1,000〜30,000円程度が目安です。

【のし袋の書き方】
紅白の蝶結びの水引がついたのし袋を使いましょう。表書きには「御選別」や「御礼」などと書き、下段に「部署名」もしくは「個人名」を書きます。新築住居に移られる場合は「新築祝い」とすると喜ばれます。また、自分より目上の方に個人名で餞別を贈るのは失礼にあたるため、個人で贈る場合は「おはなむけ」とするのが無難です。

 

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餞別のマナーは?

餞別を贈る際には、押さえておきたいマナーもあります。以下の3点に気をつけて餞別を準備してください。

 

お札は新札を用意しましょう

お祝いごとに使うお札は新札がよいとされています。餞別の場合でも、新札を用意するようにしましょう。仕事とは関係のない友人や知人に贈る場合は、それほど神経質になる必要はありませんが、新札にしておいた方が安心です。

お札の向きにも注意しましょう

お札は、人物の肖像画がある面が表で、肖像画のない面が裏になります。のし袋にお札を入れる場合は、肖像画の顔が表から見えるようにして入れましょう。友人知人に贈る場合も、お札の向きをそろえて入れると丁寧です。

餞別をもらった時のお返しは不要

餞別をいただいたとしても、基本的にお返しは不要です。これは、もともと餞別が旅立つ人への「はなむけ」の気持ちを込めて贈ったもので、二度と会えないことを前提に考えられていたためです。しかし最近は、感謝の気持ちを伝えるためにお礼の品を贈るという人も増えています。その場合は、いただいた品物の半額〜3分の1程度が目安のようです。

 

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いかがでしたでしょうか。一年の中でも、春は特に餞別を用意する機会が多いシーズンだと思います。相手の方が気持ちよく旅立てるように、心のこもった餞別を贈りましょう。

 

  1. 祝賀会
  2. 梅雨
  3. プレゼント.贈りもの
  4. お歳暮
  5. お餞別
  6. 挨拶
  7. お供え
  8. 入園祝い
  9. 銀婚式
  10. 還暦
  11. 仕事復帰
  12. 季節のご挨拶
  13. 初節句
  14. 結納
  15. いつ
  16. 成人式
  17. 御礼ギフト
  18. 七五三
  19. 時期
  20. 残暑見舞い
  21. 逆バレンタイン
  22. オンライン
  23. 叙勲
  24. おもてなし
  25. お菓子詰め合わせ
  26. 定番
  27. 相場
  28. 引越し内祝い
  29. お正月
  30. 記念
  31. 母の日ギフト
  32. 訃報
  33. 職場
  34. アイスクリーム
  35. 残暑お見舞い
  36. 立冬
  37. 文例
  38. カジュアル
  39. 長寿
  40. 歴史
  41. 栄転祝い
  42. うるう年
  43. 詰め合わせ
  44. 新生活
  45. 焼き菓子
  46. 厄払い
  47. 雨の日
  48. お見舞い
  49. 半返し
  50. クッキーラングドシャ―
  51. ビスケット
  52. 緑寿
  53. 快気祝い
  54. 災害見舞い
  55. 敬老の日
  56. 洋菓子.洋菓子詰め合わせ
  57. 移転祝い
  58. 御祝
  59. 内祝い
  60. 会葬御礼
  61. 紅茶
  62. 転勤
  63. 入学
  64. 入学祝い
  65. クリスマスケーキ
  66. 相手別
  67. 両親
  68. 結婚記念日
  69. 由来
  70. 卒寿
  71. イベント
  72. お土産
  73. 記念品
  74. 出産内祝い
  75. ラングドシャー
  76. ティータイム
  77. 挨拶回り
  78. ギフト
  79. こどもの日
  80. 意味
  81. 誕生日
  82. 文化の日
  83. 年始
  84. 餞別
  85. 命日
  86. 出産祝い
  87. 義母
  88. 暑中お見舞い
  89. お中元
  90. 褒章
  91. 年末年始
  92. お供え物
  93. 立秋
  94. クッキー
  95. カーネーション
  96. 洋菓子
  97. スイーツ
  98. 豆知識
  99. 取引先
  100. サブレ
  101. 平服
  102. 結婚内祝い
  103. 卒業
  104. お呼ばれ
  105. プレゼント
  106. 十三詣り
  107. 商品券
  108. 友人
  109. 喪中
  110. お取り寄せ
  111. 転職
  112. 父の日
  113. 香典
  114. 香典返し
  115. 卒園祝い
  116. 手渡し
  117. 開店祝い
  118. NG
  119. 法事
  120. 告別式
  121. お泊り会
  122. のし紙
  123. 卒園
  124. 喜寿
  125. 焼き菓子詰め合わせ
  126. 年賀状
  127. 帰省
  128. お年玉
  129. 差し入れ
  130. 新盆
  131. お詫び
  132. 選び方
  133. 男性
  134. 義父
  135. 就職祝い
  136. 家庭訪問
  137. 冠婚葬祭
  138. パーティー
  139. お礼状
  140. 出産
  141. のし
  142. チョコ
  143. 掛け紙
  144. 赤ちゃん
  145. ビジネス
  146. 退職祝い
  147. 水引
  148. 上司
  149. 家族
  150. ポイント
  151. 南青山ロール
  152. 節分
  153. 過ごし方
  154. 通夜
  155. スポーツ
  156. 暑中見舞い
  157. テレワーク
  158. 贈り物
  159. 面接
  160. 成人祝い
  161. 初詣
  162. 解説
  163. 新築祝い
  164. 八十八夜
  165. 引越し祝い
  166. イースター
  167. 楽しい
  168. 楽しみ方
  169. 異動
  170. バレンタイン
  171. 七夕
  172. 厄年
  173. アイデア
  174. クッキー詰め合わせ.スイーツ
  175. マナー
  176. 子供
  177. 活用
  178. 社会人
  179. お中元.マナー
  180. 就職
  181. お花見
  182. 社内イベント
  183. 慶事
  184. 金婚式
  185. 子どもの日
  186. 送り方
  187. タブー
  188. クッキー詰め合わせ
  189. お返し
  190. 昇進祝い
  191. 転勤祝い
  192. ご挨拶
  193. お香典返し
  194. お食い初め
  195. 入社祝い
  196. GW
  197. お菓子
  198. お年賀
  199. チョコレート
  200. 旧盆
  201. 開業祝い
  202. 弔事
  203. クッキーラングドシャー
  204. コーヒー
  205. バレンタインデー
  206. ガトーエクセラン
  207. 謝罪
  208. 米寿
  209. ホワイトデー
  210. 葬式
  211. 菓子折り
  212. 傘寿
  213. 夏休み
  214. 外国人
  215. 旧正月
  216. 寒中見舞い
  217. 古希
  218. 年齢別
  219. 結婚祝い
  220. 復職
  221. 結婚式
  222. 永年勤続
  223. 白寿
  224. 洋菓子詰め合わせ
  225. コーデ
  226. 世界
  227. 新築内祝い
  228. お礼
  229. おうち時間
  230. 職場復帰
  231. クリスマス
  232. 産休
  233. アイスティー
  234. 男女別
  235. 合格祝い
  236. 葬儀
  237. 結婚
  238. 個包装
  239. 女性
  240. ゼリー
  241. 訪問
  242. お盆
  243. 閏年
  244. ご祝儀
  245. 福利厚生
  246. 引き出物
  247. 退職
  248. ハーフバースデー
  249. 成人の日
  250. 手土産
  251. 孫の日
  252. 年代別
  253. 社内表彰
  254. 引越し
  255. お祝い
  256. 卒業祝い
  257. ゴールデンウィーク
  258. ハロウィン
  259. メッセージ
  260. シガール
  261. 贈りもの
  262. 法要
  263. メッセージカード
  264. ダイヤモンド婚式
  265. 地域別
  266. 成人
  267. 帰省土産
  268. 初正月
  269. 風呂敷
  270. ジューンブライド
  271. 子ども
  272. プチギフト
  273. 準備
  274. 祝日
  275. 母の日
  276. 義実家
  277. お彼岸
  278. クッキー詰めわせ
  279. 快気内祝い
  280. 休日
  281. 発表会
  282. フルーツジュレ
  283. 服装
  284. おすすめ
  285. 二次会
  286. ケーキ
  287. 年末