地域によって差はありますが、4月からの新生活もひと段落したこの時期から、幼稚園・保育園や小中学校の家庭訪問が始まります。わが子の様子を聞ける貴重な機会ですから、是非とも有意義な時間にしたいですよね。
しかし、先生をご案内する場所やお茶・お茶菓子の準備など、マナーに関して不安な方も多いのではないでしょうか。今回は、家庭訪問を控えるご両親が覚えておきたい、先生をお迎えするマナーをご紹介いたします。
玄関先・室内どちらでも対応できるように!
家庭訪問といえば、先生をリビングや応接室にお通ししてお話をするイメージですが、近年は少しずつそのスタイルが変わってきています。プリントなどで事前に通達があり、玄関先でお話をする園や学校が多くなっているのです。これは、一世帯にかけられる時間が短いこと、家の中はプライベートの空間であるという考え方が増えているからです。
しかし、実際に玄関先でお話をするか否かは、地域や学校、先生によって変わります。はじめに「どうぞおあがりください」とお声掛けし、先生のお返事によって玄関先と室内のどちらでも対応できるよう準備をしておくのが良いでしょう。
先生をご案内する場所は?
玄関先でお話をする場合、たたきに座布団などを用意し、先生に座っていただく場所を確保しておくことが大切です。基本的には、玄関では下駄箱のあるほうが下座となります。先生には、下駄箱とは反対の上座に座っていただくようにしましょう。先生がたたきに座られた場合は正座を、先生が立ったままの場合はこちらも立った状態で話をするようにします。
また、室内で話をする場合も先生を上座へお通しするのがマナーです。部屋の入り口から一番遠い席に座っていただくようにしましょう。ただし、時間などの関係で先生が入り口に近い席に座ろうとすることも多いため、無理に上座の席をすすめる必要はありません。
お茶・お茶菓子の準備は必要?
家庭訪問の際は、あらかじめ「お茶・お菓子などの接待は不要です」と通知が出ることがほとんどです。そのため、実際にお茶もお菓子も出さない方も多いのですが、最低限のマナーとしてお茶だけでもお出しすることをおすすめします。お茶菓子には、ケーキやようかんなどの食べづらいものを避け、個包装されたお菓子を添えておくのが良いでしょう。
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家庭訪問は緊張するものですが、先生の緊張はそれ以上のはず。15~20分程度の短い時間ですが、心地よい雰囲気の中でしっかりと信頼関係を築けるよう、マナーを押さえて先生をお迎えしましょう。
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