お世話になっている方や、身近にいる方からプレゼントをいただいたら、感謝の気持ちを込めたお礼をするのがマナーです。しかし、どのようにお返しすればよいのでしょうか。
そこで今回は、心ばかりのお礼をする際のマナーや相場、おすすめのギフトなどをご紹介します。
「お礼」を贈る際のマナーとは?
まずはお礼状を
ギフトをもらったら、2〜3日以内にお礼状を書きましょう。もらった当日のうれしい気持ちは日を追うごとに薄くなってしまいがちです。当日が難しければ、数日以内にお礼の手紙を書いて贈ることが大切です。お礼状には、ギフトのお礼、近況報告、最後に相手の健康を願う言葉でまとめます。
お礼にはのし紙をつけて
お礼のギフトを贈る場合は、のしをつけるのがマナーです。水引は「紅白5本蝶結び」のものを選びます。
表書きは、「御礼」もしくは「謝礼」と書くのが一般的ですが、ご無沙汰している方へのお伺いの場合は「御挨拶」、会食時にお渡しする場合は「御礼」や「粗品」、すこしカジュアルに渡す場合は「心ばかり」とするなど贈る目的によって異なります。目上の方に贈る場合は、「謝礼」もしくは「謹謝」「謹呈」「拝呈」と書くこともあります。
結び目の下に、贈る人の名前の苗字を書きます。フルネームである必要はありません。
お礼には言葉を必ず添えて
お礼をする時は、ギフトだけではなく「ありがとうございました」のようにお礼の言葉を添えて渡すのがマナーです。郵送などで贈る場合は、手書きのメッセージカードを同封して気持ちを伝えましょう。心のこもった一言をギフトに添えることで、今後もより一層良い関係が築けるはずです。
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「お礼」の相場は?
お礼の相場は、相手との関係性などによって異なりますが、3,000円〜5,000円程度の予算が一般的です。あくまで感謝の気持ちを伝えるためのギフトなので、高価なものを贈る必要はありません。あまりにも高額すぎると、かえって相手の負担になったり、失礼な印象を与えてしまう可能性があります。
金額の高さではなく、高級感のあるものや、品質のいいものを選ぶことで、心から喜んでもらえるお礼を贈ることができるのです。
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「お礼」におすすめのギフトは?
感謝の気持ちを品物であらわしたい場合は、相手に気を遣わせないものを選ぶのがポイントです。
以下に、おすすめのギフトをご紹介しますので参考にしてみてください。
ソフトドリンクのギフトセット
お礼のギフトとして人気があるのが、ソフトドリンクのギフトセットです。老若男女どなたにも喜んでいただける上、種類も豊富なので贈る相手を選ぶ必要がありません。
例えば、お子さんがいるご家庭にはフルーツジュースや炭酸飲料を、ご高齢の方には健康を意識した野菜ジュースや特保飲料など、贈る相手の年齢や好みに合わせて選ぶことができます。
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ビールのギフトセット
毎日晩酌をしているというお酒好きな方には、ビールのギフトセットが定番です。相手の好みの銘柄を把握しているのであれば、その銘柄のものを選んだ方が間違いはありません。いつもと違った銘柄を贈って飲み比べをしてもらうのも楽しいのではないでしょうか。
相手の好みがわからない場合は、ビール券を贈るという手もあります。感謝の気持ちを込めたビールで、充実したおうち時間を過ごしていただけます。
バスグッズ
毎日のバスタイムを充実させるバズグッズも人気のギフトです。フレグランス系の入浴剤は、贅沢なバスタイムを演出してくれます。ご高齢の方などには、冷え症や腰痛などに効果のある炭酸入浴剤などが人気です。なるべく見た目が華やかなものを選ぶのがポイントです。
また、お風呂で本が読めるブックスタンドもおすすめです。あたたかいお風呂につかりながら大好きな本を読むという至福の時間を楽しんでいただけます。贈る方の年代や性別などを考慮しながら選んでください。
スイーツ、お菓子
おいしいスイーツも家族みんなに喜ばれるお礼のひとつです。旬の果物を使ったフルーツタルトやミルクレープ、王道のチーズケーキやチョコレートケーキなど、種類もさまざまです。プレミアム感のある有名ブランド店の限定スイーツなどは特に喜ばれます。
ご高齢の方であれば、どら焼き、羊かん、お煎餅などの和菓子もおすすめです。さまざまなおいしさが詰まった詰め合わせなら、ひとつひとつ個別に包装されているものもあるので、目上の方へのお礼としても安心です。
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お花
老若男女どなたにも喜んでいただけるお礼といえば、お花も定番です。きれいなお花は見ているだけで心が癒やされます。季節によって咲く種類も色合いもさまざまなので、相手の好みにあったものを贈ることができます。最近は、水やりなどの手間がかからないプリザーブドフラワーが人気です。色鮮やかな美しさを半永久的に楽しめることができるので、お花に込めた想いもいつまでも枯れることなく咲き続けます。
カタログギフト
「どんなものを贈ればいいのかわからない」という場合は、相手に好きなものを選んでいただけるカタログギフトがおすすめです。キッチンアイテムや日用雑貨、インテリア家具、グルメなど多彩な品物の中から、自分好みのものが選べるのでとても喜ばれます。あらかじめ相手の好みを把握しておく必要もないので気軽に贈れます。
「お礼」にNGとされる贈りものは?
お礼のギフトにはふさわしくないものがあります。相手との関係性によって捉え方は異なりますが、特に目上の方に贈る場合は注意しましょう。代表的なものは、以下の5つです。
白いハンカチ
ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と書くことから、「手切れ=別れ」を想起させるため、お祝いにはふさわしくないとされています。特に白い無地のハンカチは、死者の顔にかける白布をイメージさせるためNGです。ただし、ブランド物や柄物のハンカチは贈っても良いとされています。
くし
女性へのプレゼントとして選びがちな櫛は、「苦・死(くし)」を連想させるためNGとされています。「4」「9」の語呂合わせになるものは縁起が悪いため避けた方が良いでしょう。
日本茶
お茶は香典返しや葬儀の場で使われることが多いため、お礼の品としては避けたほうが無難です。
靴下、靴、スリッパ、バスマット
靴下や靴、スリッパなどは「足で踏みつける」という意味になるため、目上の方に贈ってはいけません。
現金
現金のプレゼントは、目上の方には失礼にあたります。「プレゼントを選ぶ手間を省いたのかな?」と思われる可能性があり、心象的にもよくありません。
いかがでしたでしょうか。お礼のギフトを選ぶ上で大切なことは、自分が贈りたいものを贈るのではなく、相手が欲しいと思うものを贈るということです。その想いが感じられるアイテムをチョイスできれば、どんなにささやかな品物でも喜んでもらえるはずです。
感謝の気持ちをこめた、とっておきのギフトを贈りましょう。
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