結婚して家庭を築くことで初めて触れる習慣がたくさんありますが、夏の盛りに日頃の感謝と健康を願って贈る「お中元」も、そのひとつです。そこで今回は、結婚後初めての夏を迎えるご夫婦に向けて、お中元を贈る時期や贈るべき相手など覚えておきたいマナーをご紹介します。
目次
そもそも、結婚後は実家にお中元を贈るべき?
結婚してひとつの家庭として独立した後は、両家の実家にお中元を贈るのがマナーとされています。しかし、実際にお中元を実家に贈るか否かは地域や家によって考え方が異なるため、ご両親に確認することをおすすめします。ご両親がそれぞれの実家にお中元を贈っていた場合は、同じように実家にお中元を贈るのが良いでしょう。ただし、ご主人の兄弟が既に結婚されていてお中元を贈る習慣がないようであれば、お中元を贈ってしまうと逆に親戚づきあいに角が立ってしまう可能性もあります。義実家に関しては、夫婦で相談してお中元を贈るかどうかを決めましょう。
お中元を贈る際は以下のマナーを守って贈りましょう
「7月15日〜8月15日」の期間に贈りましょう
お中元を贈る時期は地域によって異なります。中国・四国地方の場合は「7月15日〜8月15日」に贈るのが一般的とされています。しかし、お年寄りのいる家庭や歴史が古い家庭には、「裏盆」と呼ばれる7月20日頃に届くようにするのが最適だと言われています。送り先に合った時期に届くように早めに準備をはじめましょう。
相場は5,000円前後、飲み物やスイーツが定番です
両親へ贈るお中元の相場は、5,000円前後とされています。暑い夏の贈りものということで、涼をとるのにピッタリなアイスコーヒーやビールといった飲み物、涼しげなゼリーや水ようかんなどのスイーツが定番です。素麺や夏バテ予防のお肉も喜ばれるでしょう。
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のし紙は「紅白蝶結びの水引」を
お中元には、紅白蝶結びの水引を使うのが一般的です。のし紙の上段に「御中元」、下段に自分の苗字を筆ペンや毛筆、マジックペンで書くのが正式な方法です。蟹や肉などの生ものを贈る場合は表書きの右上の「のし飾り」がない掛け紙を使うのがしきたりです。贈りものに合わせて、正しいのし紙を選んでください。
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お中元は毎年続けていくことになるため、はじめに両家の考えや習慣をしっかりと把握しておくようにしましょう。わからない場合は、最初の年だけお中元を贈ってみて、反応をうかがってみるのもひとつの方法ですよ。
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