職場の上司や友人などから「新築祝い」をいただいた場合、どのような形でお礼の気持ちを伝えるのが良いのでしょうか。そこで今回は、「新築内祝」いの基本マナーやお祝いの選び方、おすすめのギフトなどについて解説します。困った時に活用いただけるお礼状の文面例もご紹介します!
目次
「新築内祝い」のギフト選びのポイントとおすすめのギフト
新築内祝いのギフトは、縁起の良いものを選ぶのがポイントです。昔ながらの風習を大事にするという方もいるので縁起の悪いものを贈らないように注意してください。
縁起のいいアイテムとは?
縁起のいいアイテムとして定番なのは、キッチンアイテムです。キッチンアイテムは昔から「入れるもの」や「火に強い」とされており、新築祝いに贈る習慣があります。コーヒーカップやグラス、お鍋などが一般的ですが、「家を焼かない」という意味合いから、やかんも人気です。
縁起の悪いアイテムとは?
「縁が切れる」という意味になる刃物、「足で踏みつける」という意味になる靴下やスリッパ、弔事の贈りものでもある「お茶」などは、縁起の悪いアイテムとされているため、内祝いにはタブーです。最近はあまり気にしないという方も増えているようですが、失礼にあたる可能性もあるので避けたほうが良いでしょう。現金や金券もNGです。
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「新築内祝い」におすすめのギフトは?
両親に贈る場合
両親に贈る内祝いの定番は、グラスやお皿などの食器類やタオルなどの生活雑貨です。その場合は、シンプルなデザインで高品質のものを贈ると良いでしょう。本来は、「お祝いの2分の1~3分の1の金額」の品物を選ぶことになっていますが、両親の場合は相場にこだわる必要はありません。新居での生活が落ち着いたらなるべく早い段階で、新居に招待し心のこもったおもてなしで感謝の気持ちを伝えましょう。
兄弟姉妹に贈る場合
兄弟や姉妹には直接何が欲しいのかを聞いてみましょう。特に欲しいものがないという場合には、タオルやシーツなどの定番のギフトを贈ると良いでしょう。好きなものを買ってもらえる商品券やカタログギフトも喜ばれます。兄弟や姉妹は身内でもありますし、特に格式張る必要もない間柄です。あまり難しく考えずに、シンプルに喜んでもらえそうなものを想像しながら選びましょう。
上司に贈る場合
上司に贈る内祝いも、タオルやグラスなどが定番です。しかし、多くの部下を抱える上司であれば、使っていないタオルやグラスが家中にあふれている可能性もあります。お酒が好きな上司には、ビールやワインを、甘いものが好きな上司には、スイーツや洋菓子を贈るなど、嗜好にあったものを贈ると喜ばれるでしょう。後に残らないものを選ぶのもポイントです。
友人・知人に贈る場合
友人や知人に内祝いを贈る場合は、家族の役に立つようなアイテムを選ぶと良いでしょう。グラスやタオル、食器などの定番のアイテムや、石鹸、洗剤などの日用品、子どもがいる家庭であればジュースやクッキーの詰め合わせなどもおすすめです。できるだけ質の高いものを選ぶと喜ばれます。
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すぐに使える!「新築内祝い」お礼状の文面例
新築内祝いのギフトを選んだら、お礼状を添えて贈るのがマナーです。お礼状は、手書きでもパソコンの文字でもどちらでも構いません。手書きは想いが込められている印象を与えますし、パソコンでタイピングされた文字は読みやすい印象を与えます。相手によって使い分けると良いでしょう。以下に、メッセージの文例を相手別にご紹介しますので参考にしてください。
友人へ)
先日は素敵な新築祝いをありがとう!
いただいた○○○は、さっそく使わせてもらっています。
新居にはぴったりのデザインで、
さすがセンスの良い○○さんだと感心しています。
今度ぜひ遊びに来てください。
会える日を楽しみにしています!
親戚へ)
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
先日は新築のお祝いをいただき、ありがとうございました。
おかげさまで新居もようやく片付き、新しい生活にも慣れてきました。お近くにお越しの折には、ぜひ遊びにいらしてください。
ささやかながらは内祝いの品を贈らせていただきます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます
目上の方に)
拝啓
○○の候(時候の挨拶)皆様におかれましてはますますご健勝のことと存じます。
この度は拙宅に際し、心あたたまるお祝いをいただきまして誠にありがとうございました。
おかげさまで新生活にも慣れ、落ち着いてきたところです。
新居で幸せな家庭を築いていきたいと思っております。
ささやかではございますが心ばかりの品をお贈りさせていただきます。どうかご笑納ください。
お近くにお越しの折には、ぜひお立ち寄りください。
略儀ながら、書中にてお礼を申し上げます。
敬具
いかがでしたでしょうか。今回は引越し内祝い・新築内祝いのマナーなどをご紹介しましたが、大切なことは、相手に喜んでもらえるものを贈るということです。感謝の気持ちを伝えるギフトなので、失礼のないように贈りましょう。そしていつか、ぜひ新居に招待してあげてください。新しい家で幸せに暮らすみなさんの姿を見せてあげることが、何よりの内祝いなのかもしれません。
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