12月に入ると、外はあっという間に真っ暗になって日が短くなったことを実感します。そろそろ「冬至」の季節です。「冬至」には、どんな意味があって、どんな風習があるのでしょうか。そこで今回は、知っているようで知らない「冬至」について解説します。おすすめの過ごし方もご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
目次
日本の季節をぞんぶんに楽しむ「冬至」の基本知識
冬至とは?
冬至は二十四節気のひとつです。北半球で太陽の位置が1年で最も低くなることから、1年で昼が最も短く、夜が最も長い日として知られています。
また冬至は、「一陽来復(いちようらいふく)の日」とも呼ばれています。これは冬至が太陽の力が最も弱くなる日であり、翌日から再び日が長くなることから、太陽が生まれ変わる日として捉えられており、この日を境に運も上昇するとされています。
冬至はいつ?
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実践してみませんか?「冬至」のおすすめの過ごし方
冬至は「冬が至る」と書くように、古代中国では新年の始まりとされていました。その国の宗教や文化によって独自の風習があるのも冬至ならではかもしれません。日本にも古くから伝わる冬至ならではの風習があります。
かぼちゃを食べる
日本の冬至といえば、かぼちゃです。かぼちゃの収穫の最盛期は7月〜8月ですが、常温でも長期保存できることから冬にも食べることができました。この習慣が、冬至にかぼちゃを食べることに結びついたと考えられています。さらにかぼちゃには、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養がたっぷり含まれており、風邪をひきやすい冬至の時期に食べるべき野菜としても知られています。
「ん」がつく食べものを楽しむ
冬至の日には「ん」がつく食べ物を食べると運気が上がるという言い伝えもあります。なんきん(かぼちゃ)、れんこん(蓮根)、にんじん(人参)、ぎんなん(銀杏)、きんかん(金柑)、かんてん(寒天)、うんどん(うどん)は、名前に「ん」が2つ重なることから特に縁起がいいとされ、「冬の七草」とも呼ばれています。
小豆粥を食べる
小豆で作ったお粥「小豆粥」は、冬至の行事食として知られており「冬至粥」とも呼ばれています。小豆の赤色には悪霊を祓い運を呼び込む力があるとされており、古くから縁起物として親しまれています。地域によっては、小豆の代わりにカボチャを使うところもあるそうです。
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かぼちゃのいとこ煮を食べる
かぼちゃと小豆を使った料理が、かぼちゃのいとこ煮です。いとこ煮とは、固くて煮えにくい食材から順番に煮ていく煮物を指します。「おいおい煮ていく」の「おいおい」が「甥甥」を連想させることから、いとこ煮と呼ばれています。縁起のいいかぼちゃと小豆は、冬至ならではの最強の組み合わせです。
柚子湯であたたまる
冬至の日に、柚子湯に入ると風邪をひかずに冬を越せるといわれています。その起源には諸説がありますが、江戸時代の銭湯の「催し湯」のひとつとして冬至の日に柚子を入れたことが始まりとされています。柚子は昔から健康と来福を願う縁起物として知られており、柚子湯は、運を呼び込む前に厄払いをするための「禊」だと考えられています。
血行の促進や冷え性の緩和、さらには美肌効果もあります。柚子の強い香りに包まれながら、あったかいお湯に浸かって“運”を呼び込んでみませんか。
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いかがでしたでしょうか。ご紹介したように「冬至」には、古くから伝わる様々な風習があります。今年はぜひ、そんな伝統的な風習を1つでも実践して「冬至」らしい1日を楽しんでみてはいかがでしょうか。また風邪をひきやすい時期でもあるので、しっかり体調を整えて、年末年始を元気に迎えましょう。
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