日に日に暖かさが増し、じんわりと汗ばむ陽気の日も増えましたね。そこで今回は、汗ばむ季節にピッタリの、見ているだけで涼やかな透き通ったアイスティーの淹れ方をご紹介いたします。
目次
アイスティーは「濁り」に注意
アイスティーを作ろうとホットの紅茶を冷やしたら、なぜか白く濁ってしまった……という経験がある方は多いのではないでしょうか。せっかくアイスティーを淹れても、透明感がなければ爽やかさが半減してしまいます。アイスティーをおいしく淹れるためのコツは、冷やした際に白く濁らせないこと。「クリームダウン」「ミルクダウン」とも呼ばれるこの現象は、紅茶が冷えていくにつれて、渋み成分“タンニン”と苦み成分“カフェイン”が結合することで起こります。
クリームダウンを防ぐためには、結合する間もないほど急速に冷やすことが大切です。
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おいしいアイスティーの淹れ方
アイスティーを淹れるのにおすすめの茶葉は、タンニンの含有量が少ないアールグレイやキーマン、ディンブラ、ニルギリ、キャンディーなど。反対に、タンニンを比較的多く含むアッサムやウバ、ダージリンはクリームダウンが起こりやすいとされています。
美しく透き通ったアイスティーを淹れるためのポイントは、たくさんの氷を使って一気に冷やすこと。氷が溶けることを考え、通常の半量のお湯で少し濃い目に淹れておきます。グラスに入れる氷とは別に、急冷用の氷も準備しておきましょう。
準備するもの
・ティーポット
・注ぎ口が広めのサーバー
・冷却用容器
・保存用容器
・茶漉し
・紅茶
・お湯
・氷
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淹れ方
1:ティーポットに少しお湯を入れて回し、内側を温める
2:ポットのお湯を捨て、人数分の茶葉を入れる
3:人数分の半量のお湯をポットにそそぎ、2~3分ほど蒸らす
4:茶漉しを使って茶葉を濾しながら、サーバーに移し替える
このタイミングで砂糖を入れておくと、よりクリームダウンを起こしにくくなります。ホットで飲むときの1.5~2倍ほどの量を入れるのがおすすめです。
5:氷をたっぷり入れた容器に一気にそそぎ入れ、素早くかき混ぜて粗熱をとる
6:再び茶漉しを使い、氷を濾しながら保存用の容器に移し替える
7:氷を入れたグラスにそそいで完成
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少し手間はかかるものの、透き通ったアイスティーは、これからの季節のティータイムをより涼やかにしてくれます。グラスに入れる氷を一度水に通しておくと、より透明感を際立たせることができますよ。
おいしいお菓子とあわせて、丁寧に淹れたアイスティーで、お客様をおもてなししましょう。
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