毎年11月3日は、文化の日です。名前は聞いたことがあっても、その由来や意味まで知っている方は少ないのではないでしょうか。そこで今回は、文化の日の由来、おすすめの過ごし方について解説いたします。
目次
「文化の日」の由来は?
文化の日は、1946年11月3日に日本国憲法が公布されたことが由来になっています。「自由と平和を愛し、文化をすすめる」という日本国憲法の趣旨から1948年に制定された祝日です。もともと11月3日は、明治天皇の誕生日にあたる「明治節」であり祝日でした。第二次世界大戦終了後、日本を支配下においたGHQ(連合国軍隊総司令部)は「明治節」の廃止を検討しますが、「この日をいつまでも残しておきたい」と考えていた日本政府は新憲法の公布に合わせて11月3日を文化の日として祝日にしたそうです。
文化の日と同様に、憲法に関連した祝日がもう1つあります。5月3日の憲法記念日です。こちらは憲法が施行された日であり、文化の日とは半年違います。どちらも名称や意味は異なりますが、「自由と平和」を謳う日本国憲法の思想が息づいている祝日といえます。
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「文化の日」のおすすめの過ごしかた5選
伝統的な遊びをする
文化の日は、子どもたちと日本の伝統的な遊びを楽しんでみるのはいかがでしょうか。こま回し、おはじき、竹とんぼ、あやとりなどは、現代の子どもたちにとってはとても新鮮で多くの発見につながります。道具も普段家にあるものや100円ショップなどで購入できるので簡単に遊ぶことができます。地域によっては、無料で参加できる「作り方教室」のようなイベントが開催されることもあるので、ぜひ親子で参加してみてください。
和食を味わう
文化の日は、日本の食文化を味わってみませんか。かぼちゃ、ごぼう、さつまいもなど旬の食材を取り入れた和食を食べることで、日本の文化や歴史の一端に触れることができます。和食を作ることが難しい場合は、和柄の食器に盛り付けたり、イチョウの花が描かれたテーブルクロスを敷くなど、いつもの食卓に「和」の雰囲気を取り入れるだけでもよいでしょう。
美術館・博物館をめぐる
美術館や博物館に出かけて芸術や文化の世界に触れてみるのもおすすめです。ちょうどこの時期は、著名な画家や写真家の展覧会、子どもが興味を持ちやすい展示物など、文化の日にちなんださまざまな催し物が開催されます。施設によっては、入場料が安くなったり無料で開放する場合もあります。ただぼんやり眺めているだけでも作者の想いや時代背景を想像することができます。新しい発見がきっと見つかります。
神社・仏閣をめぐる
文化の日は、神社や仏閣をめぐってみませんか。神社や仏閣は、建物そのものが日本の文化です。足を一歩踏み入れるだけで不思議な力が宿ってくるのがわかります。御朱印集めや御本尊めぐりなど、新しい趣味につながる可能性もあります。場所によっては、紅葉が見られることもあります。忙しい日常を忘れて、神社や仏閣でリフレッシュして明日への英気を養いましょう。
歌舞伎を観る
文化の日の過ごし方として歌舞伎鑑賞もおすすめです。「勧進帳」「義経千本桜」「暫(しばらく)」などは、長年愛されている人気の演目です。最近は、幅広い年代の方が楽しめるように人気アニメを取り入れた新作歌舞伎も行われています。また地域によっては、独自の演目が行われている場合もあります。歌舞伎ならではの独特のセリフ回しや動きを、子どもと一緒にマネをしてみるのも楽しいのではないでしょうか。
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いかがでしたでしょうか。文化の日は、日本の文化に親しむ日です。今回ご紹介した過ごし方を、ぜひ子どもと一緒に楽しんでみてください。子どもの創造性や好奇心が養われるかもしれません。またこの時期は、秋から冬に移り変わる時期でもあります。体調管理に気をつけながら、素晴らしい日本の文化に触れてください。
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