ライフスタイルの多様化とともに、私たちの暮らしにはさまざまな新しい習慣が生まれています。そのひとつが、「帰省暮」です。「帰省の代わりに贈るギフト」として最近話題ですが、全国的にはまだまだ馴染みのない言葉ではないでしょうか。
そこで今回は、帰省暮の由来や相場、おすすめのギフトなどをご紹介します。
目次
帰省暮とは?
「帰省暮」とは「帰省」と「お歳暮」を組み合わせた造語です。さまざまな事情から帰省できない人が、会えない代わりに、故郷に住む家族や親戚、友人に贈るギフトのことを指します。「今は会えないけれど大切な人」に向けて、今年一年お世話になった感謝の気持ちを込めて贈ります。お歳暮シーズンを迎える時期の新たなトレンドとして注目を集めています。
帰省暮を贈る時期は?
お歳暮は12月初旬〜12月25日までを目安に贈るのが一般的ですが、帰省暮を贈る時期に決まりはありません。帰省する代わりに贈るギフトなので、自分が帰省をする予定だった時期までに贈ります。ただし、あまり遅くなってしまうと年末の忙しい時期に重なることになるので、なるべくお歳暮と同じ期間に贈るようにしましょう。
帰省暮の相場は?
帰省暮の相場に決まりはありませんが、お歳暮と同じ予算にしておくと安心です。お歳暮の相場は相手との関係性によって異なりますが、おおよそ3,000円〜5,000円です。帰省暮は感謝の気持ちを込めて贈るものなので、お中元を贈っている場合は、その品物と同等かやや高めの品物を選ぶのがおすすめです。
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帰省暮を贈る前に注意することは?
帰省暮を贈ろうと考えている場合は、事前に相手に帰省しないという旨を伝えておきましょう。その上で、ギフトを贈ることを伝えます。魚介類などの生ものを贈る場合は、確実に相手に受け取ってもらえる日にちを相談してから贈ると安心です。相手が喪中の場合(四十九日の期間)はギフト自体を贈らないようにしましょう。
また、贈る品物についてもNGとなっているものがあります。「縁を切る」ことを想起させる刃物、「相手を踏みつける」という意味になる靴下や下着、「苦・死」を連想させるクシなどです。現金や商品券を贈るのもタブーとされています。帰省暮もお歳暮同様、相手の失礼にならないように贈ることが大切です。
帰省暮に「のし紙」は必要?
帰省暮に「のし紙」をつける必要はありません。帰省時の手土産という見方もできるため、オーソドックスにラッピングしたものでも問題ないでしょう。ただし、お歳暮同様に「のし紙」をつけて贈ると、礼儀正しい印象が伝わって好印象につながります。その場合は、表書きに「帰省暮」とは書かずに「御挨拶」や「感謝」と書きましょう。なぜなら、帰省暮という習慣がまだ全国的に広がっているものではないからです。水引は「紅白蝶結び」のものを選び、郵送時にのし紙が破れないように「内のし」で贈りましょう。
帰省暮におすすめのギフトは?
牛肉・豚肉
年末の食卓を華やかに盛り上げる、牛肉や豚肉もギフトの定番です。松阪牛や神戸牛などの高級ブランド牛肉、低カロリーでヘルシーなホエー豚などがおすすめです。牛肉や豚肉は簡単に調理できる上、幅広い料理に使えるというメリットもあります。普段はなかなか食べられない贅沢なおいしさが人気のポイントです。
ビール
お酒が好きという方には、ビールや日本酒のギフトがおすすめです。保存期間が長く自分のペースで味わっていただけるため人気です。産地や種類の異なる味を楽しめる「飲み比べギフト」やその土地でしか飲めない地ビールなどが選ばれています。
焼き菓子
帰省暮のギフトには、日持ちのするクッキーやマドレーヌなどの焼き菓子がおすすめです。年齢を問わず食べやすい上、好みが分かれにくいという点も人気です。特に女性や子どもがいる方には喜ばれるのではないでしょうか。個包装されているものは、いつでも好きな時に食べていただけます。
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スイーツ・ケーキ
年末年始のデザートタイムを盛り上げる、スイーツやケーキもおすすめです。普段は買わないような旬のフルーツを使った有名ブランドの限定スイーツなどは特に喜ばれます。ケーキの中でもロールケーキは種類も豊富なので、相手の好みにあったものを選べます。家族や友人どうしで気軽に食べていただけます。
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いかがでしたでしょうか。会えない代わりにギフトを贈る「帰省暮」は、これからの暮らしに欠かせない習慣のひとつになるでしょう。会えないからこそ伝えたい気持ちは誰にでもあると思います。大切な人たちの笑顔を思い浮かべながら、心のこもった帰省暮ギフトを贈りましょう。
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