生クリームたっぷりのショートケーキやふんわりとしたロールケーキ。ティータイムの主役にピッタリのスイーツですが、一度に食べきれず残してしまうこともあります。
しかし、一度冷蔵庫に入れたケーキを食べてみて、「賞味期限内のはずなのに、せっかくの味が落ちている……」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか?実は、ケーキの美味しさをキープするためには、ちょっとした工夫が必要なのです。
今回は、食べきれなかったケーキをなるべく美味しいまま冷蔵庫で保存する方法をご紹介いたします。
「箱ごと保存」はなるべく避けて!
ケーキを保存する際、“購入時の箱に入れたまま冷蔵庫にしまう”方が多いのではないでしょうか。しかし、箱に入れたまま保存するのはあまりおすすめできません。
ケーキが入っている箱の多くは、ボール紙などの頑丈な紙で作られており、その紙が冷蔵庫内の食べ物のにおいを吸収し、ケーキににおいを移してしまうのです。
ふわふわのスポンジや生クリームで作られたケーキ自体も匂いを吸収しやすいため、保存している間に冷蔵庫内のにおいを吸収し、あっという間に風味を落としてしまいます。
また紙は、においだけではなく湿気や水分も集めてしまいます。そのためケーキの水分が紙箱に奪われ、生クリームはカサカサ、スポンジはパサパサとした状態になってしまうのです。
ケーキを冷蔵庫で保存する際は、入っていた紙箱から出し、タッパーなどの容器に移し替えるようにしましょう。
保存容器がないときは?
先ほどご紹介したとおり、ケーキを保存する際にベストなのはタッパーに移し替えることですが、ケーキが入る大きさのタッパーがない場合は、お皿に入れた状態でラップをかけるのがおすすめです。
しかし、お皿に十分な深さがないと、クリームやデコレーションがラップで崩れてしまうので、なるべく深めのお皿に入れ、極力ラップがケーキにつかないよう注意しましょう。
また、深めのお皿がない場合や量が多すぎてタッパーに入りきらない場合は、紙箱をラップで覆うのも一つの手段です。紙箱を丸ごとラップで覆ってしまえば、におい移り・乾燥の両方からケーキを守ることができます。
また、ケーキが冷えすぎていると口どけが悪くなってしまうため、保存しておいたケーキを食べる際は、少し早めに冷蔵庫から出して常温に近づけておくと、より美味しく食べることができますよ。
ケーキを美味しく食べるためには、“賞味期限以内に食べる”だけではなく、“保存の方法”にも注意してみましょう。
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