長寿の国として知られている日本には、「還暦」や「古希」などの長寿をお祝いする風習があります。99歳をお祝いする「白寿」も、そのひとつです。しかし、「白寿」について詳しく知っているという方は少ないのではないでしょうか。そこで今回は、白寿の由来とおすすめのプレゼントなどをご紹介します。
目次
白寿の由来とは?
白寿とは、99歳のお祝いをする長寿祝いのひとつです。長寿をお祝いする風習は、もともと中国から伝わったものとされています。60歳の「還暦」や70歳の「古希」は中国伝来の風習ですが、白寿は日本発祥のお祝いです。「百」という漢字から「一」を引くと「白」になることから、99歳のお祝いを「白寿」と呼ぶようになったといわれています。長寿をお祝いする習慣は室町時代頃から始まったとされていますが、庶民の間に定着したのは江戸時代に入ってからです。当時は、99歳まで長生きする方が少なかったために、白寿のお祝いをすることはほとんどありませんでした。しかし平均寿命が80歳を超える現在の日本では、毎年多くの方が99歳の白寿を迎えています。
白寿のお祝いの相場は?
白寿のお祝いの予算は、両親に贈る場合は20,000〜50,000円、祖父母に贈る場合は10,000〜30,000円、親戚に贈る場合は5,000〜10,000円が相場です。ご祝儀を贈る場合も同じ金額と考えてよいでしょう。高額なプレゼントを贈る場合は、親族一同として贈ることが多いようです。プレゼントを選ぶ前に皆さんと相談しておくと安心です。
<個包装だから、家族で楽しめる ヨックモックのクッキー詰め合わせはこちら>
白寿のお祝いの選び方は?
ご本人の体調を考慮する
99歳ともなれば、体力が衰えていてもおかしくない年齢です。健康状態がすぐれないという方も多いでしょう。家族や親戚とお祝いの食事会などを企画する場合は、白寿を迎えられるご本人の体調を十分に考慮しましょう。お店までの移動時間や移動手段はなるべく負担のかからないようにし、お食事のメニューやお酒の種類なども、ご本人の好みを取り入れるようにしましょう。
白色のものを選ぶ
白寿のお祝いのテーマカラーは、その名のとおり「白」です。白にはもともと「健康」「祝福」「神聖」といった意味があるため、お祝いにふさわしい色とされています。プレゼント選びに迷ったら、白色のアイテムを選ぶと間違いはないでしょう。
メッセージカードを添えて贈る
白寿を迎える年齢になると、欲しいものがないという方も多いようです。そのような場合には、普段なかなか伝えられない感謝の気持ちや労いのメッセージを添えたカードや手紙もおすすめです。品物も素敵ですが、家族や親戚の心のこもった直筆のメッセージこそ何よりのプレゼントかもしれません。
白寿のお祝いにおすすめのプレゼントは?
白い花
白寿のお祝いの定番のひとつが、白い花です。ユリやバラの花束、胡蝶蘭などがおすすめです。最近は、「長寿・繁栄」という意味を込めた「プリザーブドフラワー」も人気です。水やりなどの手間もいらないので、生花よりも長く、お花の美しさを楽しむことができます。
健康グッズ
いつまでも元気でいてくださいという願いを込めて、ご高齢の方でも手軽に使える「健康グッズ」をプレゼントするのはいかがでしょうか。ハンドマッサージャー、血圧計、歩数計、安眠枕、低周波治療器など種類もさまざまです。簡単に扱えて刺激が強すぎないものを選ぶと良いでしょう。
フォトブック
これまでの人生の思い出の写真を一冊にまとめた「フォトブック」もおすすめです。最近はオンラインでフォトブックの制作を受け付けている店舗も多く、写真の選択も、注文も簡単に済ませることができます。完成したフォトブックを眺めながら、思い出話を聞かせてもらいましょう。
お誕生日新聞
長寿のお祝いで最近人気なのが、「お誕生日新聞」です。お二人の生まれた日の新聞の一面とテレビ面をプリントした商品です。名前を入れてもらえるサービスを活用すれば、さらにプレミアム感が増したプレゼントに。99年という長い年月を楽しく振り返っていただくことができます。
<老若男女問わず喜ばれる! ヨックモックのロングセラー「シガール」はこちら>
いかがでしたでしょうか。99歳という年齢は誰もが到達できる年齢ではないため、白寿は長寿祝いの中でも特に大切とされています。「いつまでも元気でいてください」という思いを込めて、一生の記念になるような素敵なお祝いを贈りましょう。
【関連コラム】
「敬老の日」に感謝とお祝いを 人気ギフトと贈ってはいけないもの
60歳の長寿祝い 「還暦」の意味とギフトマナー NGの贈り物とは