近年、日本を訪れる外国の方は年々、増えています。ビジネスシーンだけではなく、ご近所付き合いにおいても、外国の方と交流する機会は多くなりました。海を超えた素敵な友情であればあるほど、彼らが母国に帰る時には心のこもったギフトを贈りたいものです。
そこで今回は、外国の方にギフトを贈る際のマナーや、日本の魅力を伝えられるおすすめのギフトなどをご紹介します。
目次
外国人に贈るギフトの選び方
外国の方へのギフトは、次の3つのポイントを考慮しながら選ぶとよいでしょう。
日本を感じる「和テイスト」のもの
日本の伝統美が映える工芸品や、職人技から生まれたテーブルウェアなど、日本ならではのアイテムは喜ばれます。見た目の美しさだけではなく、日常生活の中で使っていただけるものを選ぶのがおすすめです。
・テーブルを華やかに彩る江戸切子のグラス
・お箸
・涼をはこぶ風鈴
持ち帰りの際に便利なもの
外国の方はギフトを母国に持ち帰ることになるため、重くないものや嵩が高すぎないものを選ぶと安心です。日本らしさを感じさせながら、カバンやポケットの中にスッと入るようなファッション雑貨などがおすすめです。
・和紙でできたアクセサリー
・折り紙のピアス
・和柄の風呂敷、手ぬぐい
日本で人気の食べ物や飲み物
日本で話題になっている食べ物や飲み物も外国の方には喜ばれます。母国の家族や友人とシェアできるような個包装の和菓子や大容量のお菓子などはおすすめです。なるべく日持ちのするものを選ぶのがポイントです。
・金平糖
・かりんとう
・抹茶系のお菓子
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外国の方にギフトを贈る際のマナー
外国の方にギフトを贈る際には、気をつけなければいけないマナーがあります。日本では美徳とされているマナーでも、かえって失礼にあたることもあるため注意が必要です。
宗教上の理由から受け取れないものもある
例えば、日本ではギフトの定番とされている牛肉や豚肉、アルコールなどは、宗教によっては禁忌とされているため贈られても受け取ることができません。ギフトを選ぶ前には、相手の国の文化や風習などを調べてから贈るようにしましょう。
ジンクス・マナーに関わるものは避ける
例えば、中国では、時計は「終わりを意味する」ためNGとされています。靴も、韓国では「相手が出て行ってしまう」ことから贈りものには不向きなアイテムです。また、欧米では、石けんや香水のギフトも「身だしなみを整えてほしい」という皮肉に受け取られる可能性があることからNGとされています。会社のロゴが大きく入ったアイテムは会社の宣伝として受け取られてしまうため、欧米の方には贈らないようにしましょう。
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お花のギフトは色にも注意を
例えば、日本では葬式に白い菊の花を飾りますが、イギリスの場合は白いユリがそれに当たります。春の代名詞チューリップは、ドイツでは「絶交」を意味する花とされていますし、ロシアでは黄色い花はすべて「別れ」を意味するので注意しましょう。また、外国は日本以上に、花言葉へのこだわりが強いようです。花を贈る際は事前に花言葉を調べておくと安心です。
「つまらないものですが」はNG
例えば、贈りものを渡す際の「つまらないものですが」という言葉も、そのひとつです。日本では贈る側が謙遜の気持ちを込めて使いますが、外国では額面通りの意味で捉えられてしまうため注意が必要です。「なぜつまらないものを自分にくれるんだろう」と不信感を招く可能性もあるため、「このプレゼントはとても素晴らしいものです」とストレートにアピールしながら贈ることが大切です。
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いかがでしたでしょうか。外国の方にとって、私たち日本人は「外国人」です。自国の文化を知らないというのは承知の上だと思いますが、だからと言って、何も知らないというのも何だか申し訳ない気もします。今回ご紹介した内容を参考にして、ぜひ素敵なギフトを選んでください。
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