一年の終わりに、お世話になった方々に一年の感謝を伝えるお歳暮。
相手や自分が喪中の場合、どんなマナーに気をつければ良いのでしょうか。
今回は、お歳暮を贈る立場の注意点や正しいマナーをご紹介します。
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目次
お歳暮とは
お歳暮は元来、新年に先祖の霊を迎えるために必要なお供え物を、年の暮れ(12月13日~20日ころ)に嫁ぎ先の者が本家や親元に持って行くという行事でした。
そのためお祝いという意味合いはなく、一年の感謝の気持ちを先祖に贈るものとして広まったのが始まりです。
近年では親族、親戚に限らず、お世話になった方々に贈るものになりました。
またクリスマスの賑わいや年末年始の行事などがあることから、特に関東では、11月末ごろから贈る方も増えています。
贈る相手が喪中の場合
贈る相手が喪中の場合でもお歳暮を贈ることはできます。
ただし、ご不幸があってから四十九日を迎えていない場合はお歳暮を贈るのは控えるのがマナーです。
四十九日を過ぎている場合も熨斗(のし)に注意して贈ります。
無地の奉書紙か無地の短冊に「御歳暮」と書いて贈りましょう。
お手紙を添える場合はおめでたい言葉は書いてはいけません。
さらに間違っても亡くなった方の名前宛てに贈らないよう注意しましょう。
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自分が喪中の場合
自分が喪中の場合は、必ずしもお歳暮を贈ってはならないということはありません。
しかし、四十九日や五十日祭を迎えていない間は控えるべきと考える人もいるため、その時期を避けて贈ったほうが良いでしょう。
また、お歳暮の時期に間に合わなくても、松の内(1月1日~1月7日。ただし関西は1月1日~1月15日。)が明けた後、「寒中御見舞」を贈るという選択肢もあるので慌てる必要はありません。
その際も相手が喪中の場合と同じく、手紙はおめでたい言葉を控え、熨斗は無地の奉書紙か無地の短冊にし、「寒中御見舞」と書いて贈りましょう。
寒中見舞いは2月3日までに贈るようにしましょう。
お歳暮は日頃からお世話になっている方へのお礼であり、お祝いではないのでお返しの必要はありません。
ただし、お歳暮をいただいた場合は、お礼状を出すことをおすすめします。
さらに、お互いにお歳暮を贈り合う習慣になれば、自然とお互いの絆も深まり親しい間柄になることでしょう。
親しい間だからこそ不快な気持ちにさせないよう相手への気遣いが必要です。
マナーに注意し、喜ばれるお歳暮を贈りましょう。
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