もうすぐやって来るのが、お盆の季節。
家族や親戚にとって、とても大事な行事ですが、何を準備したら良いのか不安になってしまう方も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、お盆を迎える前に準備しておくものなど基本的な知識を学びましょう。
目次
そもそも「お盆」とは?
お盆は、故人の霊魂が浄土(あの世)から現世(この世)に戻ってこられる期間のことを言います。正しくは「盂蘭盆(うらぼん)」と言い、サンスクリット語で“逆さ吊りの苦しみ”を意味する「ウランバナ」を漢字にあてはめて読まれた言葉だといわれています。お盆の期間には、亡くなった家族やご先祖様の精霊をお迎えし、しばらく一緒に過ごした後、あの世へと送り出します。日本での起源はよくわかっていませんが、夏の暑い時期にご先祖様を供養する風習は古くからあったようです。
お盆の期間は?
お盆は、8月15日を中心とした8月13日〜16日の期間に行われるのが一般的です。しかし、地域によっては、7月15日に行われる場所もあるため、7月15日を「新盆」、8月15日を「旧盆」と呼ぶこともあります。「新盆」は、故人が亡くなられてから初めて迎えるお盆を指す言葉でもあります。その場合は、「新のお盆」と呼び、時期としての「新盆」と混同することを避けています。さらに沖縄など一部の地域では、明治時代以前と同じ旧暦をもとにおこなう「旧暦盆」を行っており、2022年は8月10日が「盆の入り」、8月13日が「盆明け」となります。
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準備するものは?
お盆に必要な主なものとして、次の5つがあります。
1)「迎え火・送り火」に使用する、おがらや素焼きのお皿
=ホームセンターやスーパーで購入できます。
2)故人をお迎えするための「精霊棚」
=仏壇の前に設置します。
3)キュウリやナスで作った「精霊馬・精霊牛」
=「霊がお見えになる時は馬に乗って早く、霊が戻られる時は牛に乗ってゆっくり」という意味が込められています。
4)里帰りする霊が無事に家に帰るための目印として「盆提灯」
=玄関や部屋の窓際、仏壇に吊るします。
5)仏壇に供える「お供え物」
=故人が好きだったお菓子や果物、お酒やジュースなどが一般的です。
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いかがでしたでしょうか。一年に一回、故人やご先祖様に想いを寄せる「お盆」は、心身を引き締める素晴らしい機会です。正しい知識を理解して、こころ清らかに「お盆」を迎えてください。
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