5月の第2日曜日(2022年は5月8日)といえば、母の日です。そして、その母の日のプレゼントといえば、カーネーションが定番です。なぜ、母の日にカーネーションを贈るのでしょうか。そこで今回は、母の日にカーネーションを贈るようになった由来と、カーネーションの色にこめられた花言葉などをご紹介します。
目次
母の日の由来は?
母の日はアメリカ発祥といわれています。
1907年5月12日、アメリカ・フィラデルフィアの教会で、アンナ・ジャービスという女性が、著名な社会活動家でもあった母を追悼したいという想いから、母が好きだった白いカーネーションを教会の参列者に配りました。アメリカ人の平和のために生涯を捧げた、亡き母の遺志や功績に敬意を表した彼女の行動は多くの人々の共感を呼び、これに感動した人々が、その翌年の1908年5月10日に同じ教会で、母に感謝をする「母の日」として祝いました。母の日にカーネーションを贈る習慣も、アンナのこの時の行動がきっかけとなっています。
1910年にはアンナの出身地であるウェストバージニア州の州知事が「5月第2日曜日を母の日とする」と宣言します。さらに、1914年にはアメリカ議会で5月の第2日曜日が正式に「母の日」として制定されました。
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日本における母の日とは?
母の日が日本に広まったのは、明治末期から大正時代にかけてのことです。キリスト教由来の行事として、アメリカから入ってきたとされています。1931年(昭和6年)に結成された大日本連合婦人会が、昭和天皇の皇后さま(香淳皇后)の誕生日であった3月6日を「母の日」として公式に制定しますが、この時点では民間には普及しませんでした。
「母の日」が大きく知名度を上げるきっかけになったのは、1937年(昭和12年)5月のこと。お菓子メーカーの森永製菓が20万人のお母さんを東京の遊園地(豊島園)に無料招待し、「母の日大会」を開催しました。その後、1949年(昭和24年)頃から、日本でも5月の第2日曜日が「母の日」として定着するようになりました。
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赤いカーネーションを贈るようになった理由は?
母の日にカーネーションを贈るようになったのは、前述のとおり、アメリカのアンナ・ジャービスが亡き母の好きだった白いカーネーションを教会の参列者に配ったことに由来しています。それ以来、白いカーネーションが母の日のシンボルになったわけですが、なぜ「白」から「赤」に変わったのでしょうか?
もともとは白いカーネーションは亡くなった母親に、健在の母親には赤いカーネーションを贈るようになっていたのですが、母親が亡くなった子供たちへの差別を生まないよう、赤いカーネーションが一般的になったといわれています。
カーネーションの色と花言葉
母の日の定番は赤いカーネーションですが、近年では、赤にこだわらなくてもいいという風潮から、ちがう色のカーネーションを贈る人も増えてきました。以下のように、それぞれの色に花言葉がこめられているので、その時の気持ちにあった色のカーネーションを選ぶといいでしょう。
赤いカーネーション
花言葉・・・「母への愛」「愛を信じる」「熱烈な愛」
母の日の定番らしく、この日にふさわしい意味がこめられているので、色にこだわりを持っていないお母さんには、赤を選んでおけば間違いはないでしょう。しかし、濃い赤の場合は、「欲望」「哀しみ」といったネガティブな意味になるので注意してください。
ピンクのカーネーション
花言葉・・・「感謝」「上品・気品」「温かい心」「美しい仕草」
赤いカーネーション同様、母の日にぴったりの意味がこめられているので、かわいい色が好きなお母さんには喜ばれるでしょう。
オレンジのカーネーション
花言葉・・・「純粋な愛」「熱愛」「清らかな慕情」
オレンジにも愛情あふれる意味がこめられているので、母の日に贈っても問題はないですが、どちらかといえば恋人向きのカーネーションかもしれません。
紫のカーネーション 花言葉・・・「誇り」「気品」
赤やピンクなどのかわいい色ではありませんが、エレガントで気品のある色を好むお母さんにはぴったりです。
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ただし、贈る場合に要注意の色もあります。
白のカーネーション
花言葉・・・「尊敬」「純潔」「亡き母をしのぶ」
「尊敬」「純潔」などの素敵な意味もありますが、健在中の母親に白を贈るのは避けたほうがよいとされています。
黄色のカーネーション
花言葉・・・「軽蔑」「嫉妬」「美」「友情」
「美」や「友情」といった素敵な意味もありますが、「軽蔑」「嫉妬」などのネガティブな意味もこめられているので、母の日に贈る場合は注意してください。
カーネーションの本数に決まりは?
母の日に贈るカーネーションの本数には決まりがありません。もし本数に困った時は、12本贈るとよいでしょう。12本の花束は「ダズンフラワー」と呼ばれ、感謝の気持ちや愛情を込めて贈る花束として知られています。また、母の日に贈るカーネーションは、花束でも鉢植えでもどちらでも大丈夫です。お母さんのライフスタイルや好みに合わせて選んでください。
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いかがでしたでしょうか。母の日は、大好きなお母さんに「ありがとう」の気持ちを伝える大切な日です。恥ずかしくてなかなか伝えられないという方は、その気持ちをカーネーションにこめて伝えてみるのはいかがでしょうか。ぜひ、おいしいお菓子の詰め合わせと一緒に贈ってあげてください。
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