美しく飾りつけられたホールケーキやロールケーキは、目も舌も楽しませてくれるものです。誕生日やクリスマスなど、家庭でケーキを切り分けて食べることも多いかと思いますが、均等に切れなかったり、切り口が乱れてしまうこともあるでしょう。せっかく購入したケーキを崩さず綺麗に切るためには、切り分け方に工夫が必要です。今回は、ホールケーキにもロールケーキにも使える「ケーキを綺麗に切る方法」を5つご紹介いたします。
1:ケーキを冷やしておく
生クリームで飾り付けられているケーキは、常温の状態で切るとクリームが溶けて包丁につき、型崩れが起こりやすいという特徴があります。ケーキを綺麗に切り、さらにおいしい状態で食べるためには、約1時間を目安に冷蔵庫で冷やしておきましょう。ケーキが冷えて生クリームが固まったときに包丁を入れることで、切りやすくなります。
2:包丁を温めておく
ケーキが冷えて生クリームが固まったらいよいよケーキを切りますが、このとき包丁を温めておくと、さらに切りやすくなります。冷えた生クリームを温かい包丁がほどよく溶かし、なめらかに切ることができるのです。包丁を温めるときは、大きめのボウルに約45℃のお湯を入れ、その中に包丁を浸すという方法がおすすめです。しばらく浸けたあと包丁を取り出し、側面を指で触ってほんのり温かくなっていることを確認したら、清潔なタオルで水滴をしっかりと拭き取りましょう。
3:包丁の長さやケーキの大きさに注目する
ケーキに包丁を入れるときは、包丁の長さやケーキの大きさによって切り方を変えるのがポイントです。包丁が長い場合やケーキが小さな場合は一気に縦2つに切れますが、家庭用の通常サイズの包丁の場合、包丁の先をケーキの中央にあてて、ひと切れずつ切っていくほうが綺麗に切れます。包丁の先をケーキにあて、ケーキに対して包丁を斜めに入れて前後に小刻みに動かしながらゆっくりと切っていきましょう。また、皮つきのメロンやチョコレートプレートなどの硬いものは、包丁では切りにくいため、あらかじめ別のお皿に移しておきましょう。
4:糸を使って切る
包丁を使うことに抵抗がある場合は、糸を使ってケーキを切ることも可能です。必要なのは、清潔な縫い糸と平らな皿やケーキ台だけです。ケーキを平らなお皿に移動させ、ケーキの直径よりも長く切った糸を両手でピンと持って、ケーキに対して真っ直ぐに糸を下していきます。ケーキの下まで糸が到達したら、そのまま横に引いて糸を抜きましょう。1回糸を抜いたらその都度糸を新しいものに変えるか、清潔な布でクリームを拭き取ると、より綺麗に切ることができます。
5:均一にケーキが切れる目盛グッズを利用する
ケーキの大きさを均一にするためには、カット数に応じた目盛がついているまな板やシートなどを使用するのがおすすめです。ケーキの下に目盛つきのまな板やシートを敷き、表記にしたがって包丁や糸で切ることで、1つ1つのケーキの大きさが均一になります。
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美しいケーキが上手に切れると、食べるときの喜びやおいしさがより一層高まります。準備から丁寧に行い、ケーキを綺麗に切っておいしく食べましょう。
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