ティータイムのお供といえば、クッキーやサブレ、ビスケットなどの焼き菓子が定番です。子どもから大人まで幅広い年代に親しまれ、家庭でもよく食べられているお菓子ですよね。
とても身近なクッキー、サブレ、ビスケットですが、3つの違いをご存知でしょうか。皆さんはどんな風に使い分けていますか。実は少しずつ異なるそれぞれの特徴、由来や定義、配合の違いなど、身近な焼き菓子について学んでみましょう。
目次
クッキー・サブレ・ビスケットに違いはある?
サクッとした食感と、口いっぱいに広がる甘さがうれしい、クッキーやサブレ、ビスケットなどの焼き菓子。どれも小麦粉やバター、砂糖などを使用して作られるお菓子ですが、材料の配分や種類などが少しずつ異なっています。また、クッキー・サブレ・ビスケットの分け方については、国によってさまざまです。国による違いにも目を向けながら、この3つのお菓子について詳しくご紹介いたします。
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クッキー・サブレ・ビスケットの特徴について
クッキーの特徴
軽やかな口どけで、家庭で食べるおやつにも人気のクッキー。さまざまな種類がありますが、もとはアメリカから伝わった焼き菓子のことを指します。アメリカではサクッとした焼き菓子の総称としてクッキーという言葉が使われていますが、日本では“手作り風の外観”で“糖分と脂肪分が全体の40%以上のもの”をクッキーと呼びます。ビスケットよりもふんわり仕上がっているのも特徴のひとつとされています。
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サブレの特徴
サブレは、フランスから伝わった焼き菓子です。17世紀にサブレ伯爵夫人のレシピがフランスの社交界で人気になり、そこから世界中に広まったとされています(諸説あります)。クッキーやビスケットには小麦粉が多く使用されているのに対し、一般的なサブレにはショートニングやバターが使われており、ベーキングパウダーは使われていません。そのため、より食感が軽くサクッとしているのが特徴です。このサクサクとした食感が砂に似ていることから、フランス語で「砂」を意味する「sable(サブル)」に由来するという説もあります。
ビスケットの特徴
イギリスから伝わってきた焼き菓子がビスケットです。クッキーやサブレに比べると少々固いのが特徴で、イギリスでは保存食用として作られた“2度焼きのパン”がビスケットの始まりだといわれています。日本では1971年に全国ビスケット協会という団体が、“糖分と脂肪分が全体の40%未満のもの”をビスケットとする基準を設けましたが、小麦粉に糖類、脂分、食塩などを加えて作った焼き菓子の総称としても使われています。そのため、クッキーのことをビスケットと呼んでも間違いではありません。ただし、イギリスにはクッキーという言葉が存在しないため、焼き菓子全体をビスケットという呼称で統一しています。
ちなみに・・・
クッキーやサブレ、ビスケットと似ているお菓子に「ガレット」があります。ガレットは、丸くて平たい焼き菓子を総称したものを指します。こちらもぜひ覚えておいてください。
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いかがでしたでしょうか。毎日のおやつや手土産に欠かせない、クッキーやサブレ、ビスケットなどの焼き菓子ですが、それぞれの違いが曖昧になっている方も多かったのではないでしょうか。国によっても呼び方が異なるため、特徴や違いを混同しがちですが、大人の知識として覚えておくと、商品を選ぶ時や食べる時により楽しめますよね。
今回ご紹介したクッキー、サブレ、ビスケットの特徴や違いを、ぜひご家族やお友達にも教えてあげてください。いつものティータイムが、ほんの少し知的になるかもしれません。