卒業式のシーズンが近づいてきました。無事に学校生活を終えるお子様に卒業のお祝いを贈るという方は多いと思いますが、卒業式が終わればすぐに入学式がやってきます。
ひと月も経たないうちに卒業式と入学式が立て続けにあるのなら、お祝いも合わせて贈りたいという考え方もありますが、本当によいのでしょうか?
そこで今回は、入学祝いと卒業祝いの相場や贈り方など基本的なマナーをご紹介します。
目次
卒業祝いと入学祝いは一緒に贈ってもいいの?
卒業も入学も人生の節目にあたる大事なお祝い事です。したがって、お祝いも「別々に贈った方が良いのでは?」と考えてしまいがちですが、実は入学祝いの方が卒業祝いよりも優先すべきだと考えられています。これは、卒業よりも入学のほうが何かと物入りになるからです。卒業の場合も記念品の準備や式典用の服装など必要なものはありますが、入学となれば新生活のために必要な学用品をそろえたり、身の回りの品を新調したりと、卒業の時以上に何かと費用がかかります。
卒業祝いと入学祝いのどちらかを贈る場合は、入学祝いを優先するようにしましょう。しかし、卒業後の進路が決まっていない場合や、入学試験の結果が出ていないなど名目に迷ってしまうようなケースは、シンプルに「お祝い」として贈ってもよいでしょう。
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入学祝いと卒業祝いの金額の目安は?
入学祝いも卒業祝いも、どちらも5,000〜10,000円くらいが相場とされています。
明確な金額は、相手の親御さんとの関係性やお子様の年齢によって異なりますが、基本的には血縁が濃いほど相場は高くなります。例えば、大学卒業のお祝いとした場合、祖父母として贈る場合は10,000〜50,000円程度、おじ・おばとして贈る場合は10,000円程度、友人の子供に贈る場合は3,000〜5,000円程度が目安になります。
また、贈り主側の卒業や入学の際に、いくらお祝いをいただいていたのかによっても変わるほか、小学校入学や高校卒業といった状況の違いでも相場は変わってきます。入学祝いや卒業祝いは、お返し(内祝い)をしなくてもよいとされているので、そのつもりで包むようにしましょう。
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入学祝いと卒業祝いを贈る時期は?
卒業式は3月中に行われることが多く、入学式は4月の1週目に行われることが多いため、どのタイミングでお祝いを贈ればいいのか悩むところです。卒業祝いは、一般的に3月15日までに贈るようにするとされています。また、入学祝いは、4月の入学式の1週間前までと考えられています。あまり早く贈ってしまうと、高校生や大学生などは浪人や留年ということもあり得るので、場合によっては失礼にあたることもあります。
のしはどうするの?
入学も卒業もどちらもおめでたいことなので、お祝いを贈る際には「のし」が必要になります。水引は、5本または7本になっている紅白の蝶結び(花結び)を選びます。入学祝いの場合は、表書きは「御入学御祝」や「祝入学」とし、卒業祝いの場合は、「御卒業御祝」や「祝卒業」などとします。
また、のし袋には新札を入れるのがマナーです。事前に銀行などで新札に交換しておきましょう。
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どんなものを贈るといいの?
入学祝いや卒業祝いを選ぶ際は、相手の年齢や好みなどを考慮しながら選ぶことが大切です。実際にはどのようなものを贈るとよいのでしょうか。ケースごとにご紹介します。
小学校卒業・中学校入学のお祝い
小学校から中学校に進学することで環境が大きく変わるお子様もいます。通学時に使えるパスケースや部活動に役立つスポーツバッグといった実用的なアイテムが定番です。また、女の子などはおしゃれに興味を持ち始める年代なので、デザイン性の高い時計やアクセサリーなども人気のようです。
中学校卒業・高校入学のお祝い
高校生になるお子様には、少し大人っぽい、長く使えそうなアイテムが好まれるようです。ブランドものの財布やペンケースなど実用性とデザイン性を兼ね備えたものを選ぶと喜ばれます。趣味や好みがはっきりと分かれる時期でもあるので、事前に贈る相手の好みをリサーチしておくとよいでしょう。
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高校卒業・大学入学のお祝い
高校卒業後は、一般的には大学に進学する場合と、就職をする場合とに分かれます。贈る相手の進路を事前に確認して、それに合わせたアイテムを選ぶことが大切です。事前にリサーチをして、相手が本当にほしいと思うものを贈りましょう。
大学卒業・就職のお祝い
学生生活を終えて、社会人デビューするという方には、新生活を応援する気持ちを込めて選びましょう。男性には名前入りの名刺入れやボールペン、女性にはブランドものの財布やかわいいUSBメモリなどが人気です。ビジネスでもプライベートでも使えるアイテムやあまり派手すぎない落ち着いたデザインのものを選ぶとよいでしょう。
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いかがでしたでしょうか。入学も卒業も、人生を彩る節目のひとつです。新学期・新生活のスタートが輝かしいものになるように全力で応援してあげましょう。
心のこもったメッセージを添えることも忘れずに!
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