60歳の還暦、70歳の古希、88歳の米寿など、日本には長寿をお祝いする風習があります。そんな大切な人生の節目にお祝いをいただいたら、心のこもったギフトでお返しをしたいものです。そこで今回は、長寿祝いのお返しをする際の基本的なマナーやおすすめのギフトをご紹介します。
目次
長寿祝いにお返しは必要?
長寿のお祝いを家族や親戚からもらった場合は、基本的にお返しは不要とされています。内祝いを贈らなくてもマナー違反にはあたりませんが、たとえ親戚であっても、お祝いをいただいた当日に電話でお礼を伝えましょう。親族以外からお祝いをいただいた場合には内祝いを贈りましょう。今後も良好な関係を維持する上でも、内祝いを用意しておくことをおすすめします。
長寿祝いのお返しの相場は?
長寿祝いのお返しは、お祝いにいただいた金額の半額〜3分の1程度が目安とされています。金額は、贈っていただいた方との関係性によっても異なりますが、高くても10,000円程度におさめるようにしましょう。
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長寿祝いのお返しはいつ贈るの?
長寿祝いのお返しは、基本的にはお祝いをいただいてから1ヶ月以内に贈るのが一般的です。家族や親戚などが祝宴を開催してくれる場合は、なるべく当日に出席者に渡します。欠席した人や招待できなかった人には、自分の誕生日の後のなるべく早い時期に贈りましょう。祝宴を開催しない場合も同様です。郵送などでお祝いをいただいた場合は、真っ先に電話や手紙で感謝の気持ちを伝えましょう。
長寿祝いのお返しの贈り方は?
長寿祝いのお返しは、他のお祝いのお返しと同様に「内祝い」となります。のし紙をつけて贈る場合は「紅白蝶結び」の水引を選びましょう。表書きには、還暦のお祝いの場合は「還暦内祝」、70歳のお祝いの場合は「古希内祝」などと書きます。また、相手が喪中の場合は「御礼」とします。
長寿祝いのお返しにおすすめのギフトは?
風呂敷、ふくさ
長寿祝いのお返しの定番といえば、風呂敷やふくさです。「寿」「喜」「米」など長寿の名称にちなんだ文字を染め抜いた特別感のあるものが人気です。最近は、伝統的な柄物からカラフルなものまで、デザインも豊富にそろっています。日常生活にも役立つアイテムとして、年代を問わず贈ることができるのもポイントです。
紅白饅頭、紅白餅
「祝」や「寿」の焼き印が入った紅白饅頭・紅白餅も、長寿祝いのお返しとして定番の品です。古くから神様が食す食べ物とされているお餅は、縁起物として親しまれています。餡子入りや餡子なし、鶴の卵の形をしたお餅など、種類も豊富です。
お菓子
紅白饅頭や紅白餅以外のお菓子もおすすめです。鶴や亀といった長寿をイメージさせる干菓子、クッキーなどの焼き菓子の詰め合わせは、どちらも日持ちがするため贈り物としてとても喜ばれます。最近は、バウムクーヘンも人気です。年輪のように幾重にも重なっている見た目から、長寿のお祝いのお返しとして好まれているようです。
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タオルセット
日常生活で重宝するタオルのセットも内祝いの定番です。有名ブランドのシンプルなデザインのタオルや、素材にこだわった肌触りのいいタオルなど、なるべく上質なものを選ぶのがポイントです。タオルは使い道もさまざまで、何枚あっても困るものではありません。相手の家族構成や好みなどをあまり気にせずに贈ることができるため誰にでも喜んでいただけます。
カタログギフト
どんなものを贈ろうか迷った場合は、カタログギフトはいかがでしょうか。相手に好きなアイテムを自由に選んでもらえるため、ほぼ確実に喜んでもらえます。カタログは予算に合わせて選べるうえ、「グルメ」「和雑貨」「体験」などテーマ性に合わせた商品をそろえたカタログもあるので、相手の趣味に合わせて贈ることができます。
食事会
お祝いを贈っていただい御礼に、食事会に招待するという方も増えているようです。ホテルやレストラン、老舗料亭などのランチやディナーなどを予約してお招きしましょう。目に見える品物ではなく、思い出でお返しをするのも素敵な内祝いです。
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いかがでしたでしょうか。先述のように、長寿祝いのお返しは基本的には不要です。贈らなかったとしてもマナー違反にはあたりませんが、お祝いをいただいたことへの感謝の気持ちを伝えることは、今後お付き合いをする上でも不可欠です。今回ご紹介した内容を参考にしていただき、心のこもった内祝いを選んでください。
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