仕事上のミスで引先を怒らせてしまったり、事故で相手にケガなどを負わせてしまったら、まずはお詫びにうかがうのがマナーです。謝罪の言葉を伝えるのはもちろんですが、お詫びのしるしとして手土産を渡すことで、誠意がより伝わりやすくなることがあります。そこで今回は、お詫びをする時の手土産のマナーについて解説します。
目次
お詫びに欠かせない手土産5つのマナー
手土産の相場は、3,000円〜10,000円程度
お詫びの内容によって異なりますが、一般的には3,000円〜10,000円程度が相場とされています。安すぎると気持ちが伝わりにくいですし、高額すぎると、「モノで解決しようとしている」というマイナスな印象を与えてしまう可能性もあります。ミスやトラブルの重大さに合わせて相場の範囲内の手土産を用意しましょう。会社によって予算が決められている場合は、その予算に合わせましょう。
手土産は、会ってすぐに渡さない
お詫びをする時の手土産は、謝罪の言葉を述べ、相手が謝罪を十分に受け入れてくれたことが確認できてから渡すようにしましょう。会ってすぐに渡すのはNGです。手土産を先に渡してしまうと、モノで解決しようとしている印象を与えてしまうため気持ちが伝わりません。渡す時には「心ばかりではございますがお納めください」などの一言を添えて誠意を表しましょう。
手土産は紙袋から出して正しい向きで渡す
相手に手土産を渡す時は、必ず紙袋から出して品物だけを渡しましょう。絵柄のある包装紙やのしがある場合は、相手に文字や絵柄が正しく見える位置に持ち替えて渡します。紙袋はそのまま持ち帰りましょう。お詫びをしても相手の気持ちが収まらないこともあります。その場合は、手土産を無理やり渡したり置いて帰るようなことはせずに、そのまま持ち帰るようにしましょう。
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のしがない無地の掛け紙をつける
お詫びをする時の手土産には、お店の包装紙のみで包むか、のしがない無地の掛け紙をつけるのがマナーです。のしはお祝い事を連想させるため、相手に反省していないかのような印象を与えてしまう可能性があります。どうしてものしをつける場合は、「紅白結び切り」のものを選びます。表書きには、「お詫び」「深謝」もしくは「松の葉」と書いてもよいでしょう。
1回目のお詫びでは持っていかない
はじめてお詫びに伺う際には、手土産を持参しない方が無難です。手土産を渡すことで、モノで解決しようとしている印象や、菓子折りを選ぶ時間があったら早く対応してほしかったと反感を買ってしまう可能性があります。謝罪を終えて問題が解決してから、あらためて訪問する際に持っていくのがよいでしょう。
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お詫びをする時の手土産を選ぶ3つのポイント
お詫びをする時の手土産は、以下のポイントを押さえて選びましょう。
控えめで格式高いものを選ぶ
装飾が目立つものやカラフルな色合いのものは、お詫びにはふさわしくありません。老舗の和菓子や有名店の焼き菓子の詰め合わせなど控えめな印象のある格式高い手土産を選びましょう。
重みのあるものを選ぶ
お詫びをする時の手土産は、羊羹やカステラなどズッシリと重みのあるものを選びましょう。手土産の重みは、事態をどれだけ深刻に受け止めているかを判断する基準になることがあります。あまりにも軽いものだと気持ちがこもっていないと感じる方もいるので注意しましょう。
すぐに消費できるものを選ぶ
お詫びをされる相手は、嫌な思い出やツラいことは早く忘れてしまいたいものです。なるべく記憶に残らないように、1〜2週間ほどで消費できるものを選びましょう。賞味期限が短い和菓子などがおすすめです。
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いかがでしたでしょうか。お詫びの対応の仕方で、今後の人間関係や取引に大きく影響します。もっとも大事なことは、誠意と真摯な態度です。手土産はあくまでお詫びの補助の役割にすぎません。今回ご紹介したマナーを守って、今後の関係につながるお詫びをしましょう。
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